刺繍ユニはダサい?そう言われる理由とかっこよく見せる5つのコツ
2025/12/19

こんにちは!オーダー野球ユニフォーム専門店「ファンゴ」編集部です!
「刺繍ユニ、ダサい」
SNSやQ&Aサイトで、そんな声を見かけることがあります。昔ながらの「重厚な刺繍ユニ」に抵抗を感じる人もいる一方、アメリカメジャーリーグや日本のプロ野球のように刺繍ユニフォームが好きで採用しているチームもあります。
この記事では、刺繍ユニがなぜ「ダサい」と誤解されるのか、そして「おしゃれでかっこいい」と思わせるためのポイントを、ユニフォーム制作のプロ目線で解説します。
なぜ「刺繍ユニはダサい」と言われるのか?

なぜ、こんなに本格的でかっこいい刺繍ユニが「ダサい」と言われてしまうのか?
実はその理由は、刺繍そのものの問題ではなく、昔のイメージのまま語られてしまう「誤解」にあります。
近年は、軽くてスポーティな昇華プリントが広く普及したことで、昔ながらの刺繍が相対的に少し古く見えてしまうケースもあるようです。
しかし今の刺繍ユニフォームは、色も展開も豊富で、素材も大きく進化し、軽さ・動きやすさ・洗練されたデザイン性を兼ね備えています。昔のイメージとはまったく違う、上質でスタイリッシュな刺繍ユニを作れる時代になっているんです。
ここではなぜそのような誤った認識が広まってしまったのかについて、より詳しく紐解いて解説します。
昔ながらの重い刺繍をイメージしたままで新しい刺繍ユニを知らない
刺繍ユニフォームと聞くと「単に真っ白な生地にチーム名を刺繍した重たい雰囲気のもの」といった印象を抱く方もいます。
実際、刺繍ユニフォームでそういったデザインが主流だった時代もありました。
また、最近の草野球チームや少年野球では「軽やかさ」や「洗濯のしやすさ」など、実用面を重視する傾向が強まっています。
そのような状況もあり、しっかりとした質感のある刺繍ユニフォームを、少し古いと感じる人もいるようです。
しかし、近年の刺繍ユニフォームは進化しており、デザインの幅・選べるカラーも豊富です。
機能面でも不便を感じないようになっており、刺繍に適した素材も多数出ています。
それでいて刺繍ならではの重厚感を保てるのもポイントです。
読売ジャイアンツや阪神タイガースなどプロ球団もメインユニフォームに刺繍を採用し、刺繍を通じて伝統ある「威厳」や「強さ」をアピールしています。
グラウンドを疾走しても胸のロゴが歪まずにしっかり見える刺繍ユニは、遠目に見てもかっこいいですよね。
刺繍ユニが「昔っぽい・ダサい」と言われているのは、トレンドや環境の変化によって昇華プリントが普及したことが影響しています。
そして、刺繍ユニフォームも時代に沿って進化していることを知らず、昔ながらのものをイメージしたままで止まっている人がいるのがひとつの原因です。
刺繍糸の光沢が派手に見える
刺繍ユニフォームそのものへのイメージのほかに、刺繍のデザインやカラーリングから「ダサい」と受け取られてしまう場面もあります。
たとえば、刺繍糸には光を反射する特性があります。
これはプリントでは表現できない質感で、光沢感や立体感を与えられる効果もあり、刺繍の大きな魅力です。
しかし、照明や太陽光の下ではキラッと輝くため、人によっては「少し派手」「目立ちすぎ」と感じることもあります。
特にゴールドやシルバーなどメタリックな印象を与えやすい色は、見る角度によって輝き方が変わり存在感が増すため、落ち着いた色調を好む人は少し苦手だと感じるかもしれません。
もしデザインや糸色のイメージからダサいと感じるのであれば、引き算を意識してデザインや配色を工夫すると、上品で落ち着きのあるカッコよさを印象づけられます。
ネットで「刺繍ユニはダサい」という先入観が広まった
SNSやQ&Aサイトでは「刺繍はダサい」「昇華プリントのほうが今っぽい」といった投稿やコメントが見られます。
SNSには拡散力があり、ネガティブな意見は印象に残りやすい傾向です。
特に野球に詳しくない層には定着しやすいと言えます。
しかし、こうした意見の多くは実物を見た感想ではなく、ネット上の一部の写真や投稿だけを見て判断しているケースがほとんどです。
いわば「イメージだけが先行してしまっただけのまさに誤解」と言えるでしょう。
実際は、ユニフォームにこだわりのある人ほど刺繍に憧れを持っていることも多く、刺繍は「本格的でかっこいいもの」として今も王道の人気を保っています。
刺繍ユニをかっこよく見せる5つのコツ

「刺繍ユニはダサい」と言われることもありますが、作り方次第で「洗練された」印象になります。
ここでは、実際の現場で多くのチームに提案してきた経験から、刺繍ユニをかっこよく見せるための5つのコツを紹介します。
1.配色は2~3色に抑える
刺繍ユニに使う色は、メインカラー1色にサブカラー1色、差し色1色の合計3色以内が最適です。
多色になるほど全体のまとまりが欠け、視線が分散する可能性が高くなり、刺繍では逆効果になることがあります。
たとえば人気のチームカラーであるネイビーなら、次の組み合わせが上品です。
- ネイビー × 白:清潔感
- ネイビー × ゴールド(またはシルバー):高級感
- ネイビー × ホワイト × オレンジ:華やかさと落ち着きのバランス型
赤の場合はこんな組み合わせがおすすめ。
- 赤 × ホワイト:情熱
- 赤 × エンジ色 × ホワイト:上品
- 赤 × ゴールド:存在感
刺繍の色は、次の2択にすると失敗しません。
- ベースカラーと強いコントラストを作る色
- ベースカラーと同系色(微妙な濃淡を作る)
ワンポイントでまったく違う差し色を使うと個性が加わりますが、色数が多くなりすぎないように注意してください。
2.文字とデザインはシンプルにまとめる
刺繍ユニフォームにはシンプルな形で線が太く、はっきりしているフォントが最適です。
太すぎる文字や装飾を重ねすぎると、刺繍が詰まり重く見えてしまいます。
反対に、細すぎる線は刺繍で再現しづらく、つぶれてしまうことも。
ロゴの形やフォントによって、バランスの取り方も変わります。
たとえば、ブロック体のロゴは中央にまっすぐ配置することで、力強く堂々とした印象に。
筆記体のロゴはやや右肩上がりにすると、動きが出てスポーティに見えます。
ファンゴでは、スポーティなゴシック体からクラシカルな筆記体まで、刺繍に適したフォントを多数ご用意しています。
気になる方は次のリンクからチェックしてください。
>>野球ユニフォームのフォントを一覧で紹介! 【日本語・アルファベット別】マーキングや文字装飾も
3.袖のワッペンやエンブレムで個性を出す
袖のワッペンやエンブレムは、チームの個性をさりげなく表現できるパーツです。
ロゴやスローガンを縫い込むだけで、統一感はそのままに「自分たちらしいカッコよさ」が生まれます。
ファンゴでは、ユニフォームの雰囲気に合わせてワッペンの形・大きさなどをご提案します。
小さな面積でも高級感が出て、ぐっと印象的になりますよ。
>>袖のワッペン(エンブレム)のデザイン集はオーダーガイドに掲載されています
4.生地の硬さと伸びで刺繍の見え方は変わる
意外と見落とされがちなのが、生地と刺繍の相性です。
同じデザインでも、生地の硬さや伸縮性によって刺繍の表情は変わります。
たとえば、伸縮性の高い生地は刺繍枠を外すと少し縮み、刺繍部分が波打ったり、少し沈みこんで見えることがあります。
一方で、密度の高い硬めの生地では糸が沈まず、輪郭がシャープに仕上がりやすいのが特徴です。
これは「どの生地が良い・悪い」ではなく、仕上がりの印象が変わるということ。
チームのイメージや使用シーンに合わせて、どんな質感で見せたいかを専門家に相談しましょう。
ファンゴでは、見た目の高級感をさらに引き立てる上質なオプション素材(ランナウェイ・シルキー・レクサスライン)もご用意しています。どれも刺繍との相性はばっちりです!
5.メーカーと対話して「一緒に作る」
理想のユニフォームづくりで一番大切なのは、メーカーとよく話すことです。
デザインを送って「お任せします」では、完成後に「思っていたのと違う」という事態に陥るかもしれません。刺繍は立体的な表現なので、線の太さ・色味・生地の質感など、小さな違いが全体の印象を大きく左右します。
ファンゴでは無料で完成イメージ画像を作成し、事前に色味や配置を確認しながらイメージをすり合わせることが可能です。
また、刺繍の立体感や糸の光沢を実際に見てみたい方には、サンプル品の貸出もおこなっています。
「この色を使いたい」
「派手になりすぎないようにしたい」
など、気になる点は遠慮せずに相談してOK!
メーカーとの打ち合わせを重ねることで、あなたのチームらしさが詰まった理想の1着が完成します。
まとめ|「刺繍ユニはダサい」は誤解!カッコよさは作れる
SNSや口コミでは「刺繍ユニはダサい」と見かけることがありますが、その多くは「古い=ダサい」というイメージだけが一人歩きした誤解です。
メジャーリーグや日本のプロ野球で現在も定番として採用されていることが、「刺繍ユニフォームはカッコいい」ことの証明ではないでしょうか。
刺繍は、仕上げ方ひとつで驚くほど洗練された印象になります。
配色を2〜3色に抑え、光沢色は控えめに、シンプルなロゴでまとめる。それだけで今っぽく、上品な印象に変わります。
そして大切なのはメーカーとの打ち合わせです。
思い描くイメージを共有することで、理想のユニフォームが確実に形になります。
刺繍ユニは、派手でも古くもありません。
どんなチームでも、アイデンティティを存分に盛り込んだ、かっこいい刺繍ユニを仕上げられます。だからこそ、今も多くのチームが刺繍を選んでいるのです。
改めて刺繍ユニフォームの魅力に気づいてもらえたら、私たちメーカーも嬉しいです!
ユニフォーム製作を考える際は、ぜひ刺繍加工を前向きにご検討くださいね。
球場で映える刺繍ユニフォームを作ろう!
ファンゴでは、刺繍ユニフォームのオーダーを1着から承っています。
「どんな生地があるのか」「値段は?」など、気になる方は刺繍ユニ商品ページをご確認ください。
「刺繍の立体感は好きだけど、カラフルなユニフォームも捨てがたい」
「軽い着心地で動きやすいユニフォームがいい」
そんな方には、ファンゴの覇王ユニフォームもおすすめです。
刺繍の重厚感と、昇華プリントのデザイン自由度を両立したモデルで、チームの個性を存分に表現できます。
>>覇王ユニフォーム(刺繍 × 昇華のハイブリットモデル)はこちら
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