【少年野球】ゼッケンの縫い方と付ける位置!簡単しっかりキレイにつける方法とは
2025/05/31

こんにちは!オーダー野球ユニフォーム専門店「ファンゴ」編集部です!
少年野球の大会前におこなわれるレギュラー発表。すごくドキドキする瞬間でもありますが、レギュラーのゼッケンをもらったときの喜びは計り知れませんよね!
しかし、喜んでいる子どもの後ろで、少し不安げな親御さん。「ゼッケンって、どこにどうやって付けるの!?」「規定はあるの?」「裁縫苦手なの!どうしたらいいの?」など我が子のレギュラーに喜ぶ反面、ゼッケンの付けかたに一抹の不安を覚えることも…。
そこでこの記事では、少年野球のゼッケンの縫い方や位置、目立たず簡単&しっかり付ける方法、コストを抑えるポイントについてユニフォームメーカー目線でお伝えします。ゼッケンを手にして悩んでいる父母さん、必見ですよ!
少年野球のゼッケンの縫い方は何が正解?

実は、少年野球において、ゼッケンの縫い方の規定はありません。ただ、少年野球チームの多くは「並縫い」や「たてまつり縫い」のようなしっかりと固定できる縫い方を推奨しています。これは、試合中に引っかかって糸が切れたりほつれるというようなトラブルを引き起こさないためでもあるんです。
とはいえ、ゼッケンをつけるときの手間や時間、コストは抑えたいですよね。そこで、手間・時間・コストのポイントを押さえたおすすめの方法3つをご紹介します!
- 手縫いでしっかりキレイに目立たせずつけたい場合:並縫い・たてまつり縫い
- 強度高く時間をかけずにつけたい場合:ミシンでなみ縫い
- 針と糸をつかわず簡単につけたい場合:布用両面テープ・アイロン接着剤・ゼッケン留め・マジックテープ式
目立たないのにしっかりとキレイに縫える手縫いの方法
四隅だけ縫えばゼッケンを付けること自体は可能です。しかし、トラブルを避けて強度を上げるためには「並縫い」や「たてまつり縫い」で全周縫い付けることをおすすめします。
手縫いのポイントは、大きく縫い過ぎず均等になるように縫うことです。ユニフォームの前後をくっつけてしまわないように、ユニフォームの中に厚手の紙や段ボールなどを差し込んでから縫うようにしましょう。
また、全周を一度に縫ってしまうと、一部のほつれから全ての糸が連なって取れてしまうこともあります。そのため、一辺ずつ玉結びをして糸を変えて縫うのがおすすめ!万が一のトラブルも防げて被害を最小限に抑えることが可能です。また、裁縫用の仮止めクリップや両面テープタイプで固定してから縫うと、縫いやすさが断然違いますよ!
手縫いは針と糸だけで特別な道具を必要としないため、コストは抑えられます。ただし、時間と仕上がりの面においては裁縫の得意不得意によるため、人それぞれです。
ミシンを使う!

手縫いではなくミシンを使う場合は、並縫いで全周縫います。針先が丸く生地を傷めにくいニット用の針と、縫い目が伸びても糸が切れにくくて仕上がりのキレイなニット用の糸がおすすめです。ミシンで付けることでゼッケンの強度を最も高くできるため、試合中にとれる可能性はゼロに近いでしょう。
ただし、チームの方針や大会の規定などでゼッケンを付け直す可能性はあります。頻繁に付け直すのであれば、取り外しやすい手縫いがおすすめです。
ミシンがすでにある場合はコストを抑えられますが、新たに購入するのであれば、初期投資金額が多めにかかります。それでも、縫う時間は手縫いより圧倒的に早いため、しっかりつけたいけれど時間はかけたくない場合におすすめの方法です。
ちなみに「裁縫があまり得意じゃないから……」「早く縫いたいけれど、キレイに縫えるかな……」などの不安がある方にはマスキングテープを使って仮止めしてから縫う方法がおすすめです!


<マスキングテープによる仮止め手順>
- ユニフォームのベストな位置にゼッケンを置く
- マスキングテープで全周を仮止めする
- テープの内側を縫う
マスキングテープでゼッケン全周をしっかり仮止めすることによって、ベストな位置からズレることなくキレイに縫い付けられますよ。
針と糸を使わず簡単キレイにゼッケンを付けるには?
「どうしても、針は使いたくない!」というのであれば、布用両面テープや布用アイロン接着剤、ゼッケン専用クリップの「ゼッケン留め」、マジックテープで付けることも可能です。ただし、見栄えにおいて、布用アイロン接着剤はキレイに見えますが、テープとゼッケン留めは手縫いやミシンに比べて目立ちます。
1.布用両面テープ

布用両面テープであれば貼るだけで完了し、手軽に取り外せます。ただし、洗濯や摩擦でとれてしまう可能性もあるため、できるだけ強力なタイプを選ぶのがポイントです。また見栄えにおいても、テープの厚みが少し目立ってしまうことがありますのでよく確認してください。
両面テープでなく裾上げテープの利用も可能ですが、裾上げテープは脱着を想定していないので、無理に引っ張って剥がそうとすると、ユニフォームを痛めてしまう可能性があります。チーム貸出ユニフォームなら、使用は避けたほうがよいでしょう。
布用両面テープは安いものだと200円代から購入が可能なため、費用を抑えられます。ユニフォームに貼るだけなので「とにかく簡単に付けたい!」という場合にはおすすめの方法です。ただし、耐久性の面では手縫いやミシンよりも低いため、頻繁に付け替える可能性があります。何度も付け直しが必要となってしまった場合は、手縫いよりもコストや手間がかさんでしまうかもしれません。
2.アイロン接着剤

布用のアイロン接着剤は、接着剤で貼ってアイロンをかけるだけで完了です。アイロン不要タイプであっても、適切な温度でアイロンをしっかりかけることで強度をあげられます。アイロンをあてるときのポイントは、スチームではなく、あて布をして熱を均一に伝えるようにすることです。
また、ゼッケンが剥がれかけたとしても、アイロンをかけることで再度接着させられます。その際は、四隅だけでも手縫いで補強すると安心ですよ。また、洗濯機よりも手洗いのほうが接着部分は劣化しにくくなります。
アイロン接着剤の価格も幅がありますが、200円代から購入が可能です。また、接着剤を塗りアイロンをかけるだけなので、時間をかけずにゼッケンを付けられます。ただし、何度も洗濯を繰り返すうちに剥がれる可能性はあるでしょう。何度も付け直す場合は、布用テープと同様にコストや手間も手縫いよりかさみます。
3.ゼッケン留め

ゼッケン留めは、クリップでユニフォームに挟むだけで完了するため、取り外しも簡単です。ただし、クリップのデザインによっては、目立ってしまったりバランスが悪く見えてしまったりする場合があります。また、動きによってはクリップが外れる可能性もあるため、注意が必要です。
試合中にゼッケンが外れてしまうと、子どもが試合に集中しにくくなるだけではなく、選手の選別ができなくなり試合進行において支障が出てしまいます。そのため、ゼッケンがしっかり固定されているかの確認は、毎試合必須です!
ゼッケン留めは付けるときも取り外し時も非常に簡単なので「とにかく簡単で手間をかけたくない!」という場合におすすめできます。しかし価格は500円代から1,000円代が多いため、布用両面テープや接着剤に比べるとコストは高めです。また、四隅を留めるだけなので、他に比べると強度は低めになるでしょう。
4.ファンゴのおすすめ!マジックテープ

マジックテープは、ユニフォームの繊維を傷つける可能性があり、本来なら使用を控えるべきです。しかし、生地にやさしく付けられるソフトなタイプもあり、これでしたらおすすめできます。
特にフックとループが一緒になったタイプなら、同じ面をピタッと押さえるだけでしっかりと止まり、剥がすのも逆方向に引っ張るだけなのでラクラクです。生地との摩擦も少ないため、安心して使用できます。
縫い付けだけでなくアイロン接着に対応している商品もあるので、忙しい親御さんにも嬉しいですね。試合のときだけゼッケンをサッと付けたい場合にも重宝します。
ファンゴでも実際にアイロン接着で試してみたのですが、先に紹介したマスキングテープを使った仮止めが役立ちました。仮止めはジュニアゼッケンなら4隅、大人サイズなら6箇所止めると安心です。マジックテープは、丸型タイプだとカットする必要もなく生地への負担も抑えられて使いやすかったです。
数百円程度から購入できますので、費用を押さえたい場合や頻繁に背番号を付け替える必要がある場合には選択肢に入れてもよいかもしれません。ただし、ゼッケンを使用しないときにはマジックテープが目立ってしまう可能性もありますのでご注意ください。
少年野球のベストなゼッケン位置と注意するポイントとは!

野球の大会前になると、ベンチの前などでレギュラーの発表があります。ドキドキワクワクしながら発表を待っているんですが、レギュラーのゼッケンをもらったときって、本当に嬉しいですよね!
また、親御さんもお子さん本人と同じようにドキドキワクワクして、嬉しかったり悔しかったり。そしてレギュラーに選ばれると「やったー!」と思うと同時に「ところで、背番号ってどうやって付けるの?」というような悩みも……。
結論からいうと、少年野球においてゼッケン位置の厳密な規定はありません。また、ゼッケンのベストな位置は成長とともに変わっていきます。そのため、成長期の真っ只中で昨年と同じ位置にしてしまうと、バランスが悪く違和感を覚えててしまうこともあります。
そこで、ゼッケンを付けるときには、ユニフォームを着てゼッケンの位置を確認することを意識しましょう!ちなみに、キレイに見えるゼッケンの位置は、背中のど真ん中からちょっとだけ上に付けること。
プロ野球では背番号の上にネームが入っているため、背番号が背中のど真ん中にきています。しかし、少年野球の場合はネームが入っていません。そのため、背中のど真ん中につけてしまうと、なんだか少し低く感じてしまうんですよね。また、高校野球では、ゼッケンの位置がほんの少し上に付いている選手が多い印象です。
以上のことから、ゼッケンのベストな位置は「背中のど真ん中からちょっとだけ上」です。
ただし、小中学生といえば成長期の真っ只中!少し大きめのサイズを購入することも少なくありません。しかし、シャツのバランスだけでゼッケンを付けてしまわないよう注意が必要です。特に、小柄な体型の場合は、せっかくのゼッケンがパンツインしてしまう可能性があります。
そのため、ゼッケンの位置を決めるときには、実際にユニフォームを着てゼッケンの位置を確認してください。
また「ゼッケンの位置は去年と同じでいいか~」などと思ってはいけません!いざ着てみたらゼッケンが上がり過ぎて見た目のバランスが悪くなっているなんてこともあります。そのため、定期的にゼッケンの位置がちょうど良いかチェックしてあげてくださいね。
小・中・高校野球ごとにゼッケンの付け方は変わるの?

小学校(学童)野球と中学野球、高校野球それぞれに連盟があるため、以下のような各連盟の規定を適用しています。
- 公立の小中学校の部活では「公益財団法人全日本軟式野球連盟(BFJ)」
- クラブチームの硬式野球は「日本リトルリーグ野球協会(LLB Japan)」や「少年硬式野球連盟(JABA)」
- 中学の硬式野球適用は「一般財団法人日本中学生野球連盟(JJBF)」
- 高校野球(硬式)は「公益財団法人日本高等学校野球連盟(JHBF)」
これらの規定では、ゼッケンの位置について具体的な決まりはありません。ただし、一般的に推奨されている位置はありますので参考になさってください。
- 小学生:ユニフォームの襟上から8~10cm下を目安
- 中高生:ユニフォームの襟上から10~15cm下を目安
計測の際は、襟下(襟の縫い目)からではなく、襟上から計測してくださいね!

注意!ゼッケンの付けかたはチームや大会によっても変わる

背番号は、ポジションに応じた番号にされるイメージがありますが、「自由選択制」など自分の好きな番号を選べるようにする少年野球チームも増えてきています。また、ポジションに関係なくランダムな数字を割り当てる「ランダム制」もありますね。これらの場合であれば、シーズン中の番号変更はほぼないため、ゼッケンを頻繁に変更する必要もありません。なかには入団時の背番号を卒団まで使用するチームもあります。
ただし、一般的には大会ごとにゼッケンを変更し、シーズン中でも定期的な見直しをするチームが多い印象です。縫い方や位置までしっかりとルールで定めているチームもあるため、まずは所属球団のルールや大会規則をよく確認しましょう。
頻繁にゼッケンを付けかえる場合は手縫い、1年間付けかえない場合は強度の高いミシン縫いにするなど、チームの方針を確認して縫い方を決めてみるのもよいかもしれません。
(まとめ)少年野球のゼッケンはプレーに集中できるようにしっかり付ける!
ゼッケンの付け方は、チームや大会によって規定を設けられる場合はありますが、各連盟による厳密な規定はありません。ゼッケンを付ける際には、体型に合わせてバランスよくしっかりと付けることを意識しましょう。目安としては、小学生であれば襟上から8〜10cm下、中学生であれば襟上から10〜15cm下です。
そして、小中学生といえば、成長期真っ只中。短期間で驚くほどの成長をみせます。そのため、毎回ユニフォームを着た上で最適なゼッケンの位置を確認してくださいね。「背中のど真ん中からちょっとだけ上」ですよ!
ここまで読んでくださりありがとうございます。ゼッケンの付け方について、この記事を参考にしてもらえたのであれば、嬉しい限りです!
子どもたちが野球を通じて楽しさや悔しさ、がんばることの大切さを学んでくれることは、親にとって最大の喜びですよね。子どもの成長を親も一緒になって楽しみましょう♪
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