草野球とは?ルールの違いや「草」の意味など草野球の魅力と疑問を徹底解説!
2025/05/22

野球プレイヤーの皆様、こんにちは。オーダーメイドユニフォーム専門店「ファンゴ」です。
草野球は年齢や性別に関係なく、誰でも気軽にプレーを楽しめる「大人の部活動」のような存在です。週末に河川敷や公園でする草野球なら、野球好きな仲間と楽しい時間を過ごせますよ。
本記事では草野球の意味や名前の由来、少年野球・社会人野球・プロ野球との違いの他、草野球チームの作り方や入り方などを解説!
「草野球の草って何?」という素朴な疑問にもユニフォームメーカー目線でお答えしますので、改めて草野球の魅力について学んでみましょう。
草野球とは野球好きな大人が集うアマチュア野球!魅力や楽しみ方を解説

草野球とは野球好きな大人が中心となり、野球を楽しむことを目的としたアマチュア野球のひとつです。そのため、草野球のルールは通常の野球ルールに比べて柔軟です。
また、草野球全体を統括する組織はありませんが、47都道府県に支部がある「全日本軟式野球連盟」があります。ただし、加盟は任意のため、草野球チーム全てが加入しているわけではありません。
他にも、関東草野球チームや千代田区軟式野球など、地域や運営主体ごとに複数の連盟があります。運営形態もスポーツメーカー主催の大会や企業主催の私設リーグ、自治体連盟と多様です。
草野球の参加者は、年齢・性別・職業などもバラバラで、初心者から元プロ野球選手まで幅広いのも特徴のひとつです。主な活動場所は、公園のグラウンドや河川敷などで、週末に活動することも多いですね。また、終わった後の飲み会やバーベキューなどのイベントも楽しみのひとつと捉えている方も多いのではないでしょうか。
草野球の魅力は自由なスタイルと多様性
草野球の最大の魅力は「自由さ」「多様性」です。ガチで勝利を目指すチームもあれば、初心者がのびのびと楽しめるチームもあります。性別や年齢も関係なく参加できるため、父と娘で親子参加している場合も。
決まった指導者がいないため、仲間同士で指導しながら自主練やプレーを楽しみます。型にとらわれない自由さの中で、楽しんでプレーできるのがポイントです。また、プレー後の飲み会やバーベキューなどの交流もあり、仲間との絆も深まりますよ。
草野球に向いている人4選
主に、以下4つの中でひとつでも当てはまるのであれば、草野球はおすすめです。
- 野球が好きな初心者で気楽に楽しくプレーしたい
- 性別関係なく気楽に参加したい
- 野球好きな仲間と楽しく過ごしたい
- 本気で勝ちを目指す「ガチ勝負」にも興味あり
草野球はチームごとに特徴があります。そのため、どうしても合う合わないというのは出てきます。まずは、見学や体験参加を通じて、チームの雰囲気を肌で感じてみるのがおすすめです。初心者歓迎のチームが多いので、ぜひ、自分のスタンスに合いそうなチームを探してみてくださいね!
草野球以外の野球でも楽しめそうな人はどんな人?
一方、以下4つのようなスタイルを好む場合は、草野球以外のスタイルでも野球を楽しめそうです。
- プレーを楽しむより勝敗にこだわりたい
- 個人プレーを極めたい
- チームプレーやマナーに抵抗がある
- 費用負担なしで参加したい
草野球であれば、ガチ勝負をモットーとしているなど多種多様なチームがあります。個人的な技術を磨きたいのであれば、個人レッスンや野球専門のスクールに通うのもひとつの方法です。また、意外と自分のスタイルにあった草野球チームが見つかる可能性もあるので、ぜひ、探してみてくださいね。
草野球の「草」って何?意味と由来を解説

草野球は英語で「Sandlot Baseball」「amateur baseball」などと表現し、公式なリーグや大会ではなく、芝の生えていないダートや砂利のグラウンドでおこなう野球を指します。
また、日本における草野球の草の語源は、江戸から明治時代に人気のあった、草相撲の草と同じように「素人」「非正規」「非公式」「寄せ集めの」といった意味合いもあるんです。
草野球の名前の由来は、以下の3つの要素から成り立ちます。
- 日本で野球が伝わった明治期は草原や空き地でおこなわれていた
- 大正時代にスポーツが大衆化する過程で「草」をつける表現が広まった
- 本業とするプロではなく本業としないアマチュアであることを表現するため
大正時代の新聞や雑誌でも「草相撲大会」「草競馬の賑わい」といった表現が使用されていました。
現在でも草野球の他に、草競馬・草サッカー・草ラグビー・草テニスなどのように、頭に「草」をつけたアマチュアスポーツも多く存在しています。
しかし、ファンゴはこう思います。
野球が日本に伝わってきた当初は、全員素人で専用の野球場もありませんでした。それでも、空き地や草っ原にいびつなダイヤモンドを引き、下手くそな野球をやる者、それを見物し応援していた者みんなが一体となって楽しんでいた娯楽だったのでは、と。
「草っ原で楽しむ野球」
それが自然と庶民に浸透して、草野球と呼ばれて根付いたのではないかと考えてみると、とても身近なスポーツだと感じませんか?
草野球と少年・社会人・プロ野球の違いを徹底比較!

草野球では、公式の野球ルールとは違うローカルルールを適用しているリーグがあるのも特徴のひとつです。使用されるボールは軟式がほとんどですが、硬式の場合もあります。一般的には大会やリーグの規定によって決まります。
ここでは、少年野球・社会人野球・プロ野球と草野球ルールの違いを比較しやすいように表にまとめました。試合形式や使用する道具、参加資格などさまざまな違いがありますよ。
ルール項目 | 草野球 | 少年野球 | 社会人野球 | プロ野球 |
試合のイニング数 | 7イニング※(時間制限あり) | 6または7イニング※ | 9イニング※ | 9イニング※ |
試合時間制限 | 90分(超過時は得点が多い方の勝ち) リーグにより異なる |
時間制限あり(低学年90分または100分など) | なし(通常は時間制限なし) | なし(通常は時間制限なし) |
コールドゲーム | 4回表・裏それぞれの終了時点で10点差以上 5回以降の7点差 大会による |
10点差で即終了(5回終了時) | 10点差で即終了(5回終了時) 7回終了時点7点差で終了 大会による |
セ・リーグ7回終了時に10点差 パ・リーグは7回終了時点で7点差 |
使用するボール | 軟式または硬式ボール | 軟式または硬式ボール | 硬式ボール | 硬式ボール |
投球制限 | 特になし | 投手の投球数制限あり(年齢や大会によって異なる) | 特になし | 特になし |
審判の数 | 1人(基本的にアマチュア) | 2人(公式戦の場合) | 2人または3人(公式戦の場合) | 4人(公式戦の場合) |
選手の人数 | 9人(基本) | 9人(基本) | 9人(基本) | 9人(基本) |
ビデオ判定 | なし | なし(大会による) | 大会によって導入 | あり |
ヘルメット着用 | 打者のみ | 打者・走者・コーチ全員 | 打者・走者 | 打者・走者 |
※イニングとは、野球のゲーム進行の回のことです。回は表と裏で構成されており、表/先行チーム攻撃、裏/後攻チーム攻撃となります。攻撃が3アウトになると次のイニングに移ります。
このように、草野球は自由度が高く、ルールもリーグによって柔軟に設定されているのが特徴です。
これらを踏まえて、それぞれの違いについて詳しくチェックしてみましょう。
1.草野球と少年野球の違い
少年野球は小学生が中心のチームのため、体の成長や体力などを医学的に考慮したルール作りがされています。そのため、5年生や4年生の試合の場合は、試合のイニングが6回や5回に制限されることも。
また、少年野球は基礎技術の習得だけではなく、礼儀・マナー・チームワーク・努力と継続の大切さ・責任感などの教育的側面を含めた指導をコーチや監督がおこないます。
使用されるボールは軟式ボール(H号球など)が一般的ですが、ボーイズリーグなど硬式野球の少年野球チームもあります。
草野球チームによっては小学生の参加が可能な場合もありますね。「甲子園に行きたい」「野球選手になる」などではなく、ただ楽しくプレーすることが目的の場合は、草野球も選択肢のひとつになりますよ。
2.草野球と社会人野球の違い
社会人野球は、企業や組織が運営するアマチュア野球チームによる競技で、アマチュアのトップクラスともいえます。ルールについては、ランナーの有無によって投球時間が変わるなど、社会人野球独自のルールが適用される場合も珍しくありません。
参加するためには、企業の正社員や契約社員として雇用契約を結ぶ必要があります。通常の業務に加えて野球活動をおこないますが、原則として競技者としての報酬はありません。主に企業の福利厚生や地域活動の一環として運営されているケースが多く見受けられます。
また、社会人野球はプロ野球の登竜門としての側面も持ち合わせているため「都市対抗野球大会」や「社会人野球日本選手権」での活躍によっては、球団のスカウトにもつながるんですよ。
3.草野球とプロ野球の違い
プロ野球が草野球など他の野球と大きく違う点は「職業としての野球」であるという点です。野球専業としてプロ契約を結ぶため、収入は競技成績によって大きく左右されます。
また、ルールはNPB(日本野球機構)によって厳格に定められていて、変更も少なく、試合では厳格な用具規定やビデオ判定が適用されます。
一方、草野球は収入を得るためでなく、野球好きな仲間と楽しんでプレーするのが目的です。そのため、試合は非公式な交流試合が中心となり、厳密なルールや高い競技レベルを求められることはありません。
草野球チームの探し方・作り方3ステップ!

ステップ1.草野球チームの探し方
草野球チームの探し方は以下の方法がおすすめです。
- 地域名+草野球+初心者歓迎などのキーワードで検索
- メンバー募集検索サイトを活用
- SNSや地域掲示板で探す
キーワードを入れてネットで検索してみると、予想以上に多くの草野球チームを見つけられますよ。また、teams.oneやLaBORAなどのメンバー募集検索サイトにエリアや活動頻度などを入力すると、希望にそったチーム候補が複数でてきます。
地元の掲示板ともいわれるジモティでも募集しているため、近場のチームを見つけやすいですよ。XやInstagramなどのSNSで「#草野球メンバー募集」などで検索すると、メンバー募集情報の他にも日頃の活動の様子が見れるのでおすすめです。
ステップ2.気になる草野球チームに体験参加をする
希望に近いチームが見つかったのであれば、ぜひ、見学や体験参加をしてみてください。まだ野球道具を持っていない場合でも、チームによっては貸出してくれます。道具の貸出し費用については、無料から別途レンタル料が必要な場合もあるため、体験時に確認が必要です。
実際に見学や体験をしてみて「ここに入りたい!」と思ったら、各チームによって年会費や活動頻度などチームの入部条件も違うため、確認してみてくださいね。
ステップ3.しっくりこなければ自分好みの草野球チームを作る!
複数の草野球チームを見て回ってみたけれど、しっくりくるチームがないのであれば、自分が参加したいと思う草野球チームを作ってしまうのもひとつの方法です!
草野球チームを作る場合の基本的な流れは以下のとおりです。
1.メンバーを募集する
2.必要な道具の準備
3.活動する場所の確保
4.リーグ・連盟への登録
1.メンバーを募集する
知人や友人から輪を広げていったり、SNSを使ってメンバーを募集したりなどの方法があります。経験者と未経験者のバランスを見ながら、最低でも9人以上のメンバーが必要です。試合当日に休んだメンバーの穴埋めとして飛び入り参加を認めているチームやイベントも、なかにはありますが、不戦敗など試合ができなくなる可能性もあるため、注意が必要です。
2.必要な道具の準備
最低でも、ボール・バット・キャッチャー防具などの共用道具を揃えておく必要があります。メンバー募集時の体験参加で野球道具の貸出しができると参加しやすくなるため、早めの準備がおすすめです。主な道具についての初期費用は以下のとおりです。
- ボール:軟式であれば1個当たり500円~1,000円ほど
- バット1本:3;000円~10,000円前後
- ヘルメット1個:6,000円~10,000円ほど
- キャッチャー防具一式:10,000円~30,000円ほど
新品である必要はなく、中古品を揃えることでコストを抑えられますよ。フリマアプリで一式揃えることも可能です。ぜひチェックしてみてくださいね。
3.活動する場所の確保
草野球の活動場所は、主に河川敷や公共グラウンドです。公共グラウンドは各自治体によって利用料が変わります。施設によっても変わりますが、2時間で1,000円〜8,000円ほどです。
施設予約も自治体の施設予約システムでできることも多いのですが、自治体の担当部署に直接確認すると安心です。いつぐらいが空きやすいかなどのプチ情報を教えてもらえる場合もありますよ。
また、地区によっては利用倍率が高く、なかなか予約が難しい場合もあるため、周辺にある他の施設もチェックしておくことをおすすめします。
4.リーグ・連盟への登録
草野球チームを立ち上げた場合、地域の軟式野球連盟や私設リーグなど草野球連盟への加入が必要です。大会参加にはスポーツ保険加入も必須です。その他、公共グランドの登録によって、地域の野球場やグランドの利用ができるようになります。
連盟などの加入については、公式な大会への参加予定がない場合は必ずしも必要ではありませんが、保険として登録しておくことをおすすめします。登録費用は連盟ごとに異なるため、事前に確認しておくと安心です。
(まとめ)草野球とは年齢も性別も問わずプレーを楽しめる大人の部活!
草野球は、野球を本業とせず、野球好きなアマチュアが集まり楽しんでプレーをする「大人の部活」ともいえます。そのため、性別や年齢なども問わず、自由で気楽に誰とでも楽しめるのが魅力です。ただし、ガチ勝負のチームや初心者歓迎のチームなど、チームのタイプによって募集内容も異なります。
そのため「草野球してみたい!」と思ったら、口コミやSNS、地元の情報誌などで自分のスタンスに合いそうなチームを複数ピックアップしてみてくださいね。そして、実際に体験参加して肌で感じてみることをおすすめします。野球のプレーを楽しむ以外にも、野球好きの仲間と飲み会やバーベキューをするなどプレー以外の楽しみにも注目です。
野球好きな仲間と楽しくプレーをしたり、語り合ったりする時間は人生に豊かさをもたらしてくれます。ぜひ、野球を楽しみつくしましょう♪
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