シアトルマリナーズのシティコネクトとは? 100年の歴史と「今」をつなげるユニフォーム

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2025/08/22

野球プレイヤーの皆様、こんにちは。
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「マリナーズといえば、やっぱりイチロー選手」そう思い浮かべる野球ファンも多いのではないでしょうか?日本人として初のアメリカ野球殿堂入りを果たし、シアトル・マリナーズの象徴的な選手として知られるイチローさん。彼は背中のネームを「ICHIRO」とし、ユニフォームのスタイルも独自のこだわりを貫きました。

マリナーズのシティコネクトユニフォームにも、シアトルらしい独自の「こだわり」が詰め込まれています。MLBとナイキのパートナーシップを通じて、チームを支える地元地域を称える取り組み「シティコネクト」

この記事では、マリナーズのシティコネクトの魅力を徹底的に解説しつつ、草野球チームのユニフォームづくりにも役立つヒントをお届けします。ぜひ、最後までご覧ください。

シアトル・マリナーズのシティコネクトとは?

2023年に初登場した、マリナーズのシティコネクトユニフォーム。そのデザインには、チームの歴史と地域文化、そして革新のスピリットが込められています。

マリナーズのシティコネクトの第一印象とコンセプト

パッと目を引く鮮やかなブルーとイエロー。くっきりとしたコントラストがあり、爽やかで洗練された印象です。胸にあしらわれた「seattle」のロゴは、レトロな雰囲気の中にモダンなデザイン性が光り、これまで見たことのない特別感があります。

マリナーズのシティコネクトユニフォームには、シアトルの野球文化とチームの未来を象徴するコンセプトが込められています。MLB公式サイトでは、次のように説明しています。

このユニフォームは、太平洋岸北西部における1世紀以上にわたる野球の歴史と、マリナーズと地域が特別な時代へと向かうシアトルの革新的精神を象徴しています。

引用:MLB公式サイト

特に注目したいのは、マリナーズ創設以前に存在した歴史的球団へのオマージュが込められている点です。その象徴が、右腕にあしらわれた「PNW(Pacific Northwestの略)」と刺繍されたワッペンです。地域の誇りを示すこのデザインには、マリナーズのルーツとつながるストーリーが宿っています。

また、マリナーズ公式のシティコネクト紹介ページでは「Past / Future / Presence(過去・未来・現在)」や「Future Nostalgia(未来のノスタルジア)」といったキーワードも使われています。

つまり、このユニフォームは、100年以上にわたってシアトル周辺で育まれてきた野球文化を、現在、そしてこれから先の未来へとつなげる「架け橋」としてデザインされています。

マリナーズの本拠地シアトルってどんなところ?

シアトルは、アメリカ・ワシントン州最大の都市で、人口はおよそ78万人(2024年時点)カナダとの国境に近い太平洋沿岸に位置し、水辺や山脈、森林に囲まれた自然豊かな環境と、都市文化が調和した街です。北緯47度と高緯度にありながら、1月の平均最低気温は3℃、8月の平均最高気温は26℃。北海道よりも北にあるのに、冬は比較的温暖で夏も過ごしやすい気候です。

シアトルからフェリーやバスで西に3時間ほど移動すると、世界遺産「オリンピック国立公園」があります。シアトルが自然と隣り合わせの都市で、「エメラルド・シティ」というニックネームが付くのもわかります。この愛称はシティコネクトに採用されたカラーリングにもつながっています。

また、シアトルはアメリカ有数の経済圏でもあります。スターバックスコーヒー発祥の地として有名で、マイクロソフトや任天堂のアメリカ法人が本社を置くレドモンド、航空機メーカー・ボーイングの工場があるレントンなど、近郊には世界的企業の拠点が点在しています。レドモンドやレントンはシアトル中心部から車で約20分の距離です。

このようにシアトルは自然と都会的な側面、そして革新性を兼ね備えたユニークな街です。

スターバックスやマイクロソフトに代表されるように、世界的な企業が集まるシアトルには、世間の批判を恐れず革新を生み出す土壌が根付いています。そうした「挑戦するスピリット」は、マリナーズというチームや、シティコネクトユニフォームにも自然と受け継がれているのかもしれません。

シアトルに息づく100年以上にわたる野球文化とは?

マリナーズのシティコネクトユニフォームが掲げるキーワードのひとつに、「100年以上続く野球文化」があります。

シアトルで初めてプロ野球の試合がおこなわれたのは、1890年5月24日。対戦相手は東へ約450kmに位置する都市、スポケーンのチームでした。今から130年以上も前の試合に、約1,200人もの観衆が集まったと記録されています。当時から熱心な野球ファンが多いのは、1870年代からアマチュアチーム(いわゆる草野球チーム)が複数活動していたことが理由でしょう。

この当時のチーム名は「シアトル・ハスラーズ」その後、ジャイアンツ→インディアンズ→レイニアーズなどと名前を変えながらも、ずっとシアトルのファンに親しまれてきました。1903年には「太平洋岸リーグ(PCL)」という大きなリーグが発足し、シアトルも参加して年間200試合以上をこなす実力派として注目されるように……

なお、当時は日系移民のチーム「ニッポン」や黒人選手のチームもありました。それだけシアトルの野球文化が多様性に富み、地域に深く根付いたものであることがわかりますね。

そして1977年、ついにマリナーズが誕生します。マリナーズのシティコネクトユニフォームは、こうした「草の根」から始まったシアトルの野球の歴史を受け継ぎつつ、これからの新しい時代へと進んでいく姿勢を象徴しています。

通常ユニフォームとの違いとは?

【マリナーズのホームユニフォーム】

マリナーズ ホームユニフォーム

マリナーズのホーム用ユニフォームは、白地をベースに、ネイビーとグリーンを組み合わせた配色が特徴です。特にこのグリーンは、チーム公式で「ノースウエスト・グリーン(Northwest Green)」と呼ばれ、太平洋北西部の森林や海を思わせる色味として大切にされています。

胸には「MARINERS」のロゴが大きく配置され、サンセリフ体で力強さと品格を兼ね備えたデザインです。

【マリナーズのビジターユニフォーム】

マリナーズ ビジターユニフォーム

ビジター用は、ネイビーのユニフォームにグレーのパンツを合わせたスタイルです。胸には「SEATTLE」の文字がサンセリフ体で描かれ、グレーの文字をネイビーとグリーンのラインで囲っています。

どちらのユニフォームにも共通して使われているのが、マリナーズのトレードマークである「コンパスローズ(羅針図)」です。胸元のロゴマーク周辺や、袖のワッペンにこのモチーフが描かれています。(ちなみに反対の袖は2025年から任天堂のスポンサーワッペンです)通常ユニフォームは全体的にクラシカルで洗練された印象を与えながら、チームのテーマである「海」を強く印象づけるデザインです。

一方、シティコネクトユニフォームは「革新」と「地域とのつながり」を前面に押し出した特別仕様です。先ほど第一印象を簡単にお伝えしましたが、ラッシュブルーもイエローも通常ユニフォームには使われていません。ロゴマークの書体は、ゴシック体に似た太く直線的なレトロ調デザインです。詳しくは次の章から見ていきますが、シティコネクトは通常ユニフォームとはまったく異なるメッセージ性を持っているのです。

マリナーズシティコネクトユニフォームの歩み

ここでは、マリナーズのシティコネクトがどのように登場し、どんな反響を呼んだかを時系列で簡単にご紹介します。

2023年マリナーズシティコネクト初登場

マリナーズがシティコネクトユニフォームを正式に発表したのは、2023年4月28日。この企画は2021年初頭からスタートしており、完成までにおよそ2年を要したことになります。

注目ポイントは、帽子にあしらわれた「トライデント(穂先が3つに割れたヤリ)」のマークです。同年、マリナーズではホームランを打った選手がベンチに戻る際に金色のトライデントを掲げるパフォーマンス(いわゆるホームランセレブレーション)を導入していました。球団関係者は「まさに偶然の一致です」とコメントしていますが……リンクを感じますよね。

選手が実際にこのユニフォームを着て試合に登場したのは、5月5日のアストロズ戦。それ以降、金曜日のホームゲームで着用されることが定番となりました。

2025年までの変更点は?

マリナーズのシティコネクトユニフォームは、2023年のお披露目から2025年の今に至るまで大きな変更は加えられていません。色合いやロゴ、フォントも登場当初のまま。その完成度の高さから、多くのファンに支持されていることが伝わってきます。

そんな中で話題になったのが、2024年シーズンの「勝負強さ」
実はこのユニフォームを着た試合、17回のうち15回も勝っているんです。シーズン終盤には「ラッキーユニフォーム」としてファンの間でも評判になりました。

その影響で、本来は着用予定ではなかった9月14日(土)、15日(日)、そして17日(火)の試合でも選手は急遽シティコネクトを着て登場します。
14日・15日のレンジャース戦では見事に連勝を飾り、勢いそのままに挑んだ17日のヤンキース戦では惜しくも敗れてしまいました。

9月といえば、ポストシーズン進出をかけてどのチームも気合が入る時期。普段なら「ユニフォームで勝敗は変わらない」と思うかもしれません。しかし、野球とは不思議なもの。流れや気持ちが結果に影響することもあるんですよね。

「勝つために、できることはすべてやる」そんなマリナーズの姿勢とファンの熱い声援が、シティコネクトを通じてひとつになった瞬間だったのかもしれません。

マリナーズのシティコネクトユニフォームを徹底解剖

マリナーズ シティコネクト

ここからは、ファンから支持されているシティコネクトの細部に宿るこだわりを一つひとつ見ていきましょう。

ラッシュブルーと「太陽の色」のカラーリング

マリナーズのシティコネクトユニフォームで印象的なのが、深みのある「ラッシュブルー(Rush Blue)」と鮮やかな黄色の組み合わせです。黄色は「アマリロ(Amarillo)」と「サンダウン(Sundown)」という2色が使われています。青と黄色という一見派手な配色ながら、絶妙なコントラストで調和がとれています。

ラッシュブルーは、太平洋岸北西部の夜明け前の空をイメージした色で、エネルギッシュだけれど落ち着きも感じさせる独特のトーンです。一方のアマリロとサンダウンは、まるで昇る太陽のように力強く、明るい未来を連想させてくれます。

このカラーリングは、1977年のマリナーズ創設当初のユニフォームカラーを現代的な感性で再構築したもの。今回のデザインの「核」です。チームの歩んできた歴史を大切にしながら、これからの挑戦を表現しています。「伝統」と「革新」の両立を象徴するデザインといえるでしょう。

「PNW」って何?スリーブパッチが意味するもの

マリナーズのシティコネクトユニフォームの右袖には「PNW」と刺繍されたワッペン(スリーブパッチ)がついています。

PNWは「Pacific Northwest(太平洋岸北西部)」の略で、シアトルとその周辺地域を指す言葉です。ロゴの字体は、かつてシアトルに本拠地を置いていた球団「シアトル・パイロッツ(現在のミルウォーキー・ブルワーズ)」のユニフォームに使われていたものと同じデザインで、球団への敬意が感じられます。

ロゴの上には、堂々とした「レーニア山(Mount Rainier)」が描かれています。これはマイナーリーグで活躍していた「シアトル・レイニアーズ」へのオマージュで、シアトルの豊かな自然を象徴するものです。

また、ワッペンの周囲を囲む月桂樹のリースは、シアトル・パイロッツの帽子から着想を得ています。(月桂冠といえば勝利と栄光のしるしですから、個人的にはもう少し目立たせてもよかったと思います)。

このワッペンは、マリナーズとその本拠地シアトル、そしてその周囲に広がる太平洋岸北西部の文化や風土をしっかりと映し出しました。地域の自然や歴史、スポーツ文化といった要素をひとつのワッペンに凝縮し、マリナーズのアイデンティティを語るシンボルの役目を果たしています。

レトロな「Seattle」のフォント

マリナーズのシティコネクトユニフォームでひときわ目を引くのが、胸に大きくあしらわれた「Seattle」のロゴ。一般的な筆記体やブロック体ではなく、太く直線的なラインと独特のカーブが組み合わさった、どこか懐かしさを感じるレトロな書体です。

このフォントは、1969年に存在した球団「シアトル・パイロッツ」のユニフォームに使われていた書体をベースにしています。当時のロゴは平面的でしたが、今回のデザインでは立体感が加えられ現代風にアレンジされました。さらに黒のドロップシャドウ(影)をつけることで、文字に奥行きと力強さが加わっています。この影のデザインは「レイニアーズ」からのインスピレーションと発表されています。

「Seattle」のフォントは、ただの装飾ではありません。マリナーズの前身だった球団との歴史的なつながりを視覚的に表現したものです。今回のシティコネクトのテーマ「Future Nostalgia(未来のノスタルジア)」を象徴する要素となっています。

襟の内側に刻まれた「Sodo Mojo」とは?

シティコネクトの襟の裏には「Sodo Mojo」というちょっと不思議な言葉がプリントされています。これは、短いながらも地域とファンへの愛情がぎゅっと込められたフレーズです。

「SoDo」は「South of Downtown」の略で、シアトルのダウンタウン南部にあるエリアを指します。マリナーズの本拠地T-モバイルパークはこの地域にあります。

一方、「Mojo」は、マリナーズ公式サイトによると「魔法のような雰囲気や体験」を意味する言葉。つまり「Sodo Mojo」は、「マリナーズの地元で起きる、魔法のような一体感」を象徴する言葉です。

さらに、文字のバックには2本のトライデントが交差したデザインが添えられています。これは「W」をかたどったもの。ひとつは「Washington(ワシントン州)」、もうひとつは「Wins(勝利)」の頭文字です。地域を称え、勝利への意欲を表現しています。

このフレーズとデザインは、ユニフォームを着る選手やファンにとって「心のスローガン」のような存在です。表からは見えない部分に刻まれているからこそ、見えない絆や大切な気持ちが感じられるデザインです。

マリナーズファンの心に刻まれた「My Oh My」とは?

表からは見えませんが、ユニフォームの左脇下のタグの上に「ある言葉」が刻まれています。それが「My Oh My」です。

この短いフレーズは、マリナーズファンにとって特別な言葉です。長年チームの専属実況を務めたアナウンサー、デイブ・ニーハウス氏が、興奮や感動の瞬間に思わず口にした決まり文句でした。日本語にすれば、「うわぁ、なんてこった!」とでも言うような、驚きと歓喜が入り混じった感嘆の言葉です。

シアトルのマリナーズ専門ニュースサイト「Sodo Mojo」は、シティコネクトの紹介記事で真っ先に「My Oh My」に触れて次のように評価しています。

ナイキがニーハウスのマリナーズの歴史における役割を認識し、そのキーフレーズをユニフォームに採用するという先見の明を持っていたことは素晴らしいことです。

引用:Sodo Mojo

ニーハウス氏は1977年のマリナーズが創設当初から2010年に亡くなるまで、34年にわたってマリナーズの試合実況を担当しています。イチロー選手がレギュラーシーズン最多ヒットとなる258本目を打ったときの実況も、彼だったんですよ。

And a ground ball back up the middle! And there it is! He’s the new all-time Hit King in Major League history, number 2-5-8! My, oh my!

(そしてセンターへゴロ! まさにこれだ! メジャーリーグ史上、通算2-5-8安打の安打王に輝いた! なんてことだ!

引用:wikipedia

週に何度も彼の声を聴きながら応援していたファンにとって、「My Oh My」は懐かしく、誇らしい言葉です。チームに深く愛された彼の存在を今もファンと分かち合い、未来へ受け継いでいく思いが小さなディテールに込められています。

シティコネクトの着用期間と今後の予測

マリナーズのシティコネクトユニフォームは、2023年の導入以来「金曜日のホームゲームで着る」というルールが定着しています。今ではファンの間でも「金曜といえばシティコネクト」という認識がすっかり浸透しており、スタジアムの雰囲気を一段と盛り上げています。

今のところ、マリナーズがこのユニフォームを新しいデザインに切り替えるという発表はありません。ただし、MLBとナイキが展開するシティコネクトプログラムでは、各チームがおおむね3年を目安にユニフォームを更新するのが一般的です。これに当てはめると、マリナーズは2026年シーズンに新デザインを発表する可能性があります。

とはいえ、着用期間はチームによってさまざまで、実際に4年間使い続けた例もあります。今のデザインがいつまで見られるのか、今後の動向に注目です。

マリナーズファンの反応は?

マリナーズのシティコネクトユニフォームについて、実際にファンはどう感じているのでしょうか?SNSの投稿やコメントから、その生の声を拾ってみました。

【良い反応】

気に入ったよ。着てみないと判断できない。でも、マリナーズのカラーはいつも好きだよ

引用:X

シティ・コネクトのジャージは不思議な感じだ。マリナーズはこのジャージを着て14勝1敗で、5回のサヨナラのうち4回は、このジャージを着て達成した。 

引用:reddit

ジャージで連勝を続けよう 

引用:X

そうでしょ?トライデントがまた見れてすごく嬉しい!ジャージやシャツは買わないかも…でも帽子は絶対買う! 

引用:reddit

色使いやデザインに対して好意的な反応が多く、なかでもマリナーズ創設当初に使用されていたトライデントマークの復活には、懐かしさと喜びの声が上がっています。また、着用時の好成績をきっかけに「ラッキーユニフォーム」として愛着を抱くファンもいました。

【悪い反応】

黒いパンツは好きじゃない。 

引用:Instagram

帽子は素敵だし、ジャージもしっかりしているけど、パンツが変な感じ。ジャージとパンツが合わないのは好きじゃない。 

引用:reddit

特に、シティ コネクト ユニフォームの多くは、実際に「シティ」 コネクトの部分をこなすというよりは、ただ単に素敵な代替ユニフォームやレトロなユニフォームのように感じられるだけです。 

引用:reddit

私は、なぜチームがエレメントをジョックタグの脇や襟の内側など、誰にも見えないところに置くのか理解できない。何のために?なぜスペースニードルがないのか?街のシンボルなのに、デザインにない?ウーン。 

引用:X

一方で、「黒いパンツが浮いて見える」「街のシンボルが反映されていない」といった、細部のデザインに対する不満の声も聞かれます。特にパンツの色については、一部のメディアで「最も物議を醸す要素」として取り上げられるほど。シアトルのランドマークであるスペースニードル(展望台)がデザインに含まれていない点にも、違和感を抱くファンがいました。

賛否両論ありますが、いずれにしてもユニフォームを通じて街やチームとのつながりを考えるきっかけを生んでいます。この時点で、シティコネクトは特別な存在になっているのかもしれません。

【シティコネクト比較】ドジャース&マーリンズと比べてみた

【ドジャース】

【マーリンズ】

MLBシティコネクト ユニフォーム

街の個性を詰め込んだシティコネクトは、ほかのチームと比較することで違いがより引き立ちます。

ここでは人気球団ドジャースと、同じ「海」のテーマでつながるマーリンズのユニフォームを比較しました。3チームのテーマやデザインなど、違いが分かるように一覧表を作成しましたのでご覧ください。

比較項目マリナーズドジャース(2024年版)マーリンズ(2025年版)

テーマ
未来のノスタルジア:PNWの自然と歴史を未来へつなげる夢の都市:夢追い人の街としてのロサンゼルスとの長年の絆レトロウェーブ:夜のネオンきらめくマイアミ

キーカラー
ラッシュブルー・アマリロ・サンダウンクリーム色・コバルトブルー・エレクトリックブルー・チリレッドブラック・ティール・ピンク

象徴する要素
レーニア山・PNWワッペン・My Oh My・トライデント星の銀河・#ITFDB・ロゴ内の上昇軌道市外局番「305」・Cuban Sugar Kingsへの敬意
胸ロゴSEATTLELOS ANGELESMIAMI
初登場年2023年2021年2021年

マリナーズのシティコネクトは、太平洋岸北西部(PNW)の自然とシアトルの野球の歴史を形にしました。色使いやロゴに込められた過去の球団へのオマージュに加え、「My Oh My」など地元ファンの記憶に残る要素が散りばめられています。「語るユニフォーム」として、親しみやすさと物語性を両立しています。

ドジャースは「City of Dreams(夢の都市)」というテーマのもと、ロサンゼルスの多様性と文化を「銀河」に見立てています。胸の「LOS ANGELES」の内側に描かれた上昇する軌道は、さらなる高みを目指すチームと街の意気込みです。大都市ならではの個性とストーリーを強調した「ユニークなデザイン」になっています。

マーリンズは「Retrowave(レトロウェーブ)」というテーマを軸に、マイアミのネオン煌めく夜景と陽気なエネルギーを全面に押し出しています。カラーで1980年代のマイアミカルチャーを現代的に表し、帽子の市外局番「305」で地元愛と誇りを堂々と示しました。デザイン性が高くファッションとしても通用する一着で、3つの中では「最も攻めた魅せるスタイル」です。

マリナーズのシティコネクトは、他の2チームに比べてファンに寄り添う「ストーリーの深さ」が特徴です。なによりもファンの記憶に残ることを選んだと言えます。

ドジャースのシティコネクトについては、別の記事で詳しく語っていますのでぜひご覧ください。

>>ドジャースのシティコネクトユニフォーム最新版|歴代デザインから入手方法まで徹底解説!

まとめ|マリナーズファンの心に寄り添うシティコネクト

マリナーズは、シアトルの街とそこに根ざすチーム、そしてファンとの絆をシティコネクトユニフォームという形で表現しました。さまざまなディテールに込められたメッセージには、シアトルの野球が歩んできた100年以上の歴史と未来への想いが詰まっています。2024年には勝率の高さが話題を呼び「ラッキーユニフォーム」としてファンの心をつかみました。

他球団が街のカルチャーや個性を押し出すなか、マリナーズは「記憶」や「物語」に重きを置いています。シアトルという土地の空気感や、長く応援してきたファンの想いに寄り添うデザインです。

このユニフォームが語りかけるのは「ともに歩んできた時間」と「これから紡がれる物語」。これからもT-モバイルパークでは、フィールドで活躍する選手たちと見守るファンの熱い想いがひとつに重なっていくことでしょう。

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