野球のプレーオフ(ポストシーズン)とは?日本とメジャーリーグそれぞれの仕組みをわかりやすく紹介!

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2024/10/06

メジャーリーグ/プロ野球のプレーオフ(ポストシーズン)とは?それぞれの仕組みを解説!

メジャーリーグのニュースでよく耳にする「プレーオフ」という言葉をご存知でしょうか?

プレーオフとは、全チーム内での優勝チームを決める、レギュラーシーズン後に行われる、優勝チームを決めるための追加試合期間のことです。この期間を通して、全チームの中から頂点を競います。

またプレーオフの仕組みは、日本とメジャーリーグで大きく異なるため、混乱してしまう人もいるかもしれません。

そこで今回は、プレーオフとは何か、そして日本とメジャーリーグにおけるプレーオフの仕組みの違いについて詳しく解説していきます。

 

野球のプレーオフとは何?

プレーオフとは、レギュラーシーズンと呼ばれる公式戦期間を終えた後に、同一順位のチームや優勝チームを決定するためにおこなわれる追加試合を指します。この試合期間自体も「プレーオフ」と呼ばれます。

プレーオフとよく混同される言葉に「ポストシーズン」がありますが、一般的に同じ意味で使われることが多いです。ただし野球ファンの中には、より注目度の高い重要な試合にはポストシーズンを用いるという考えを持つ人もいます。

 

レギュラーシーズンとの違いは?

レギュラーシーズンは、公式リーグ戦が行われる期間で、ペナントレースとも呼ばれます。メジャーリーグでは、通常3月下旬または4月上旬から10月上旬まで行われ、この期間に各チームが162試合を戦います。

日本のプロ野球もメジャーリーグと同様に、3月下旬から10月上旬にかけてレギュラーシーズンが行われ、各チームは143試合を戦います。

レギュラーシーズンでは、全チーム合わせての総合優勝は決めないため、レギュラーシーズンが予選、プレーオフやポストシーズンが本番であると捉える人も少なくありません。

メジャーリーグ(MLB)のプレーオフの仕組みは?

メジャーリーグのプレーオフは少々複雑です。そのため、理解を深めるにはまず、リーグ自体がどのように構成されているかを知る必要があります。

 

MLBのリーグとは?

メジャーリーグは、アメリカ29球団、カナダ1球団の計30球団から成り立っています。この30球団を15球団ずつ、アメリカンリーグ(ア・リーグ)とナショナルリーグ(ナ・リーグ)の2つに分けて、レギュラーシーズンを戦います。

さらに、各リーグは東地区、中地区、西地区の3つの地区に分かれており、それぞれの地区には5つの球団が属しています。レギュラーシーズン中は、この地区内での優勝を目指して試合が行われます。

 

プレーオフの仕組みと進行方法は?

プレーオフでは、レギュラーシーズンにて決定した地区優勝チームと、ワイルドカード枠と呼ばれる地区優勝はしていないけど勝率上位のチームが、リーグ優勝(リーグチャンピオン)と全体の総合優勝(ワールドチャンピオン)を目指して競い合います。

プレーオフは、レギュラーシーズン終了後の10月初旬に始まり、11月上旬にはワールドチャンピオンが決定するのが一般的な日程です。

 

プレーオフの出場チーム

各リーグから6チームずつ、合計で12チームがプレーオフに出場します。

  • 各リーグの地区優勝チーム(3チーム×2リーグ=6チーム)
  • 年間勝率が上位の3チーム(ワイルドカード枠)×2リーグ=6チーム

ワイルドカード枠のチームは、地区優勝チームにはなれなかったものの、勝率上位に入っているため、プレーオフで優勝を目指すことが可能です。

 

プレーオフシリーズって何?

プレーオフは、以下の4つのシリーズに分かれて試合が進行します。

ワイルドカードシリーズ

地区優勝チームの中で最も勝率が低い1チームと、ワイルドカード枠の3チームが出場し、計4チームでリーグ別の試合が行われます。試合は3試合制で、先に2勝した2チームが次のステージに進みます。なお、2連勝した場合は3試合目は実施されません。

対戦の組み合わせは次のようになります:

  • ワイルドカード勝率1位(本拠地開催) vs. ワイルドカード勝率2位
  • 地区優勝勝率3位(本拠地開催) vs. ワイルドカード勝率3位

ディビジョンシリーズ

ワイルドカードで勝利した2チームと、これまで試合に出場していなかった地区優勝の勝率1位・2位のチームが、リーグごとに対戦します。試合は5試合制で、先に3勝した2チームが次のステージへと駒を進められます。

対戦の組み合わせは次のようになります:

  • 地区優勝勝率1位のチーム vs. 「ワイルドカード1位・2位戦」で勝利したチーム
  • 地区優勝勝率2位のチーム vs. 「地区優勝3位・ワイルドカード3位戦」で勝利したチーム

試合の開催地は2試合ごとに変更され、最初の2試合は地区優勝1位・2位のチームの本拠地で行われ、次の2試合はワイルドカード勝利チームの本拠地で開催されます。最後の1試合が必要な場合は、再び地区優勝チームの本拠地で行われます。これにより、地区優勝1位、2位のチームには、ホームアドバンテージがあることが特徴です。

リーグチャンピオンシップシリーズ

前の試合を勝ち抜いた2チームがリーグ優勝をかけて対戦します。ここで勝利したチームが、総合優勝を決める最終ステージであるワールドシリーズに進みます。

試合は7戦形式で行われ、最初に4勝したチームが勝者となります。試合の開催は、2試合、3試合、2試合の順で進行し、レギュラーシーズンの勝率が高いチームが本拠地での開催権を得られます。ただし、ワイルドカード枠のチームが地区優勝チームと対戦する際は、地区優勝チームが優先的にホームアドバンテージを得る形になります。

ワールドシリーズ

各リーグの勝者が対戦し、2リーグ合わせての総合優勝チームを決定します。試合は7戦形式で行われ、最初に4勝したチームが勝者となります。試合は2試合、3試合、2試合の順で開催地を変えながら行われ、レギュラーシーズンでの勝率が高いチームがホームアドバンテージを持ちます。優勝が決まると、プレーオフの全日程が終了します。

 

日本プロ野球(NPB)のプレーオフの仕組みは?


日本のプロ野球には、セントラル・リーグ(セ・リーグ)とパシフィック・リーグ(パ・リーグ)の2つのリーグがあり、それぞれ6チーム、合計12チームで構成されています。レギュラーシーズンでは、各リーグの上位3チームが決まり、その後、プレーオフ形式で2つのシリーズが行われ、日本一のチームが決定します。

日本プロ野球界では「クライマックスシリーズ」をプレーオフ、「日本シリーズ」をポストシーズンと呼び分けることもあります。

 

1. クライマックスシリーズ

クライマックスシリーズは、各リーグの上位3チーム、合計6チームが出場し、2つのステージに分かれて試合が進行します。このシリーズで、日本シリーズに進む2チームが決定されます。

ファーストステージ

ファーストステージでは、各リーグの2位と3位のチームが対戦し、3試合制で行われます。先に2勝したチームが次のステージに進みます。

延長戦は12回まで行われ、同点の場合は引き分けとなります。シリーズが引き分けとなった場合は、2位チームが勝者とみなされます。また、試合は2位チームの本拠地で開催されるため、2位チームが有利な立場にあります。

ファイナルステージ

ファイナルステージは、ファーストステージを勝ち上がったチームとリーグ1位のチームが6試合制で戦い、先に4勝したチームが日本シリーズに進みます。勝利数が並んだ場合は、ファーストステージと同じく、リーグ1位のチームが勝利チームとして扱われます。試合はリーグ1位チームの本拠地で行われるため、こちらも1位チームが有利です。

2. 日本シリーズ

クライマックスシリーズを勝ち抜いたセ・リーグとパ・リーグの2チームが対戦し、総合優勝を決定します。7試合制で行われ、先に4勝したチームが勝者となります。

試合開催地

試合は2試合、3試合、2試合の形式で開催地が入れ替わります。
例えば、第1試合と第2試合はパ・リーグチームの本拠地、第3試合から第5試合はセ・リーグチームの本拠地、第6試合と第7試合は再びパ・リーグチームの本拠地で行われます。翌年は、この順番がセ・リーグとパ・リーグで入れ替わります。

日本シリーズで総合優勝チームが決定すると、日本プロ野球のプレーオフも終了となります。

メジャーリーグと比べると、チーム数が少ないことや、シンプルなシリーズ構成が特徴的で、わかりやすい進行方法となっています。

プレーオフはなぜ注目されている?

プレーオフは、通常シーズン中に地区優勝(日本の場合はリーグ優勝)を逃しても、総合チャンピオンになるチャンスがあり、下剋上が見られる点が非常に魅力的です。

特にワールドシリーズで活躍した選手は、偉大な選手として野球史に名を刻むことができるため、総合優勝を決める試合は大いに盛り上がります。

さらに、ワールドシリーズで優勝したチームには、選手だけでなく、コーチ、監督、トレーナーなど選手を支えるスタッフにもチャンピオンリングが贈られます。このような点からも、プレーオフが非常に名誉ある試合であることがわかります。

まとめ:プレーオフを理解して、クライマックスシリーズやワイルドカード・ワールドシリーズを楽しもう!

プレーオフは、レギュラーシーズンが終了してから約1カ月にわたり行われる長期戦です。その仕組みや試合の進行を理解することで、観戦の楽しさが何倍にも増すでしょう。

最近は、ドジャースの大谷選手の活躍もあり、メジャーリーグに興味を持つ方が増えています。ぜひ、この機会にプレーオフに注目し、気になる選手や球団を応援してみてはいかがでしょうか。

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