「家族と野球どっちが大切なの!」と怒られた嫁を野球好きに引き込んだ話。

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2018/06/17

野球って楽しいですよね。月曜日から金曜日まで仕事でたまった鬱憤を、週末のフルスイングでぶっ飛ばせー!みたいなところがあるじゃないですか。

で、とある友人宅を見てみると、友人は野球チームを複数掛け持ち。土曜日はこっちの試合、日曜日はこっちの試合、と野球が大好きで仕方ない様子。こんなご家庭も結構あるんじゃないでしょうかね。

でも、いくら野球好きとはいえ、家庭がありながらこんな生活をしているといつかカミナリが落ちるわけです。

案の定、ある日「家族と野球のどっちが大切なの!!!」っと嫁に激怒された友人。

しかしそこで友人はめげませんでした。
試行錯誤のトライをして、なんと奥様さえも野球大好き人間に引き込んでしまったのでした!野球なんて全然興味がなかった奥様が「野球好き」へと変貌したその様子をご覧頂きましょう。

 

嫁を野球好きに変える方法①「友人は嫁の好みを利用することを思いつく」

「家族と野球、どっちが大切なの!」と怒鳴られたら普通はひるんでしまうはずなのですが、そこでめげないのが彼の野球愛。

週末はおろか、平日の夜でさえもナイターへと出かけてしまうほどなんですから。

そこで彼は気付きます。怒られるのならば、嫁も野球を好きにすればいい。と。誰もが無謀であろうことは容易に想像はついたのですが、最終的にそこは彼の天性の空気の読めなさで乗り切ってしまうことは誰も予想できませんでした。

そして奥様の牙城をどう崩すか、必死に考えた条件は2つ。

・奥様好みのイケメン選手がいる
・奥様と同じ大学(青山学院大学)出身者

奥様を野球好きにする、という目的のためにリサーチが始まります。

ジャイアンツファンの友人はなぜかオリックスファンへ変貌?

友人はジャイアンツファンなのですが、なぜかオリックスについて色々調べています。

「嫁さんが好きそうな選手がオリックスにいたんですよ。ほら、吉田正尚選手ですよ。嫁さんの完全に好みのイケメン選手です。」

そんなに上手くいかないでしょ・・・と誰もがツッコミたくなる作戦でしたが、同じ大学の出身ということで親近感も手伝って、その無謀な作戦が実を結んで野球への姿勢が緩んでいったようです。

 

嫁を野球好きに変える方法②「家族旅行に”野球”を組み込んでしまう」

野球への姿勢が少し軟化してきたことを察知した友人。ここで家族旅行先に選んだのはオリックスバファローズのキャンプ地「宮崎」。

ある程度選手の情報も持っていて、ちょっと興味が出てきたところに現地の生キャンプを見る機会を作ってしまったんですね。

キャンプってシーズン中よりも選手との距離が近くて、タイミングさえ合えばサインや写真などにも応じてくれる場合もあります。少し興味が出てきたところに選手と直接コミュニケーションが取れたことで、奥様も大満足の旅行となったようです。

 

嫁を野球好きに変える方法③「嫁の本音を理解してあげる」

時間そして旅行を終えて、ここで友人はついに勝負に出ます。

なんで野球に行くのを嫌がるのか、と。そこで返ってきた言葉は

「野球に行って欲しいわけじゃないんだけど、それで一緒にいる時間が減るのが嫌。」

と。温かいお言葉!素敵な奥様ですねー。

野球ばっかりで土日も放ったらかしてたなぁ、お休みの日にはどこか行きたいって言ってたなぁ、と反省した友人なのでした。

けれども野球にはやっぱり行きたい!という友人。ここで思い切って普段は絶対に行く野球の試合を断ってデートに誘うことに。

 

嫁を野球好きに変える方法④「野球に対する姿勢が柔らかくなってきたところで現場へGO!」

ここでデート先に選んだのが京セラドーム。オリックス・バファローズの本拠地です。野球に対する奥様の姿勢が緩んだところで、現地の熱気や興奮を直接味わってもらおうという考えです。

応援グッズやユニホームを購入していざプレイボール!

キャンプとは違う異様な熱気、一挙手一投足に湧き上がる歓声。いつしか周りのファンと一緒になって大騒ぎしていたそうです。やっぱり現地の雰囲気、まして同じチームを応援するファンが近いんです。プロ野球の醍醐味でもありますよね。

「スタジアムの一体感は最高!」

やっぱりスタジアムで、息を呑むような緊張の一瞬、ホームランで歓喜に湧くファン。ピンチをしのぎきってガッツポーズが出る瞬間。どれもファンと選手が一体となって楽しめる場面。

見ているこっちのボルテージも最高!

「家族と野球どっちが大切なの!」と怒られた奥様とは思えないほどゲームに興奮してくれていたようです。逆転の瞬間なんて隣の知らないオジサンとハイタッチで盛り上がってるし・・・

今じゃプロ野球だけでなく、自チームの試合の応援にも来てくれている姿を見かけます。選手以外の出入りの緩い草野球のナイターでは、自分もベンチに入って試合を楽しんでいます。

すっかり野球の魅力に取り憑かれてしまった奥様。今じゃオリックスのグッズが部屋に溢れてきて、友人のジャイアンツグッズのスペースが圧迫されてきているみたい。お互いの応援するチームの、リーグが重なっていないことが唯一の救いでしたね。

以上、奥様を野球好きへと変貌させた友人の、嘘のような本当の話でした。
草野球プレイヤーの皆さん、もし、私と野球どっちをとるの!?と問い詰められたら、彼女や奥さん、ご家族も一緒に野球好きになってもらうとうまくいくかもしれません。
家族や周りの人たちの協力あっての草野球ですもんね!

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