uniformics(ユニフォーミクス)でデザイン!ファンゴで製作した野球ユニフォームと野球チームを一挙ご紹介!
2023/06/23
北海道日本ハムファイターズさんが主催している野球振興事業「uniformics(ユニフォーミクス)」
ユニフォーミクスとは、北海道の少年野球チームのユニフォームを北海道の大学生がデザインして形にする取り組みです。
※北海道日本ハムファイターズのご担当者様へのインタビュー記事はこちら
uniformics(ユニフォーミクス)について、北海道日本ハムファイターズさんに取材してみた!
そのユニフォーミクスの野球ユニフォーム製作をファンゴにて担当させていただきましたので、5つのユニフォームをご紹介してまいります!
学生デザイナーと少年野球チームの想いが詰まった野球ユニフォームをぜひご覧ください!
uniformics(ユニフォーミクス): 野球ユニフォーム製作実績集
ファンゴにて製作したユニフォーミクスの野球ユニフォーム。
ではさっそく、実際の野球ユニフォームを見ていきましょう!
羽幌フェニックス様 (北海道羽幌町)
デザイン担当大学
北海道教育大学 岩見沢校 芸術・スポーツ文化学科 芸術文化専攻 ビジュアルデザイン研究室 2年3年合同制作
製作時期
2021年2月
ユニフォーム完成画像
羽幌フェニックス土清水様にお話をお伺いしました。
ユニフォーミクス参加の経緯や感想を教えてください
ユニフォームをガラリと変えるのは勇気がいることで、デザイン決定までさまざまな意見が出てまとめるのに苦労することがありますが、学生さんが考えてくれたと言うのは、意見統一の後ろ盾になりました。大学生デザイナーの力があって大変助かりました。
デザインのやり取りはスムーズに運びましたか?
学生さんたちは、デザインチームを組んでくれていて、大まかな希望を伝えた後に、10人の大学生が10通りのパターンを出してくれて、そこから良い部分をチョイスしていた感じです。
大学生10何人とZoomで打ち合わせを4度ぐらい繰り返した絞っていきました。中には野球ユニフォームとしては斬新なデザインもあったりして、それらも含めて交流を楽しむことができました!
完成したユニフォームは、ファイターズの主催の試合の時に、会場にユニフォームが展示されています。
ユニフォーム製作にファンゴを選んだ理由と感想を教えてください
近くにスポーツ店がないので、インターネットで検索して、こちらの要望を聞いてくれる会社さんを探しました。価格がリーズナブルだったことと、レスポンスが非常に良かったので、最終的にファンゴさんにお願いすることに決めました。
ユニフォームが手元に届いた感想を教えてください
軽くて、着やすい!と感じました。指導者や子供たちからの評判もとても良かったです。
最後に指導にあたり大切にしていることを教えてください
私自身、小さい頃から野球をやってきました。
子供たちには、大きくなっても野球を好きでいてくれるように指導をしています。
中標津ビッグベアーズ 様(北海道中標津町)
デザイン担当大学
東海大学札幌キャンパス
製作時期
2023年5月
ユニフォーム完成画像
中標津ビッグベアーズ大隈様にお話をお伺いしました。
ユニフォーミクスに参加しようと思ったきっかけを教えてください
道内の大学生と一緒にユニフォームを作ることに魅力を感じました。
また、ユニフォーム製作にあたり補助金の制度があることも動機の一つでしたね!
申し込みからインタビューをして、ご採用いただきました。
ユニフォームデザインの決定までの流れはどうでしたか?
こちらの希望として、チームカラーとしてグリーンとイエローを入れてほしいとお伝えしました。
その後、6名の学生さんから6デザインをご提出いただき、そこからブラッシュアップしていき最終案決定となりました。
ファイターズからのアドバイスもいただきました。
ファンゴでの製作を決めた経緯を教えてください
地元の会社さんも含めて数社にコンタクトを取りましたが、ファンゴさんとのLINEでのやり取りがスムーズで生地の説明なども分かりやすくご説明いただけたことが大きかったですね。
ユニフォーミクスの取り組みへのご感想を教えてください
子供たちが着て喜んでくれる。大学生にも見ていただけたら、さらに喜んでくれるでしょう。
学生さんたちには感謝をお伝えしたいと思っています。
最後に野球指導で大切にしていることを教えてください
まず、野球の楽しさを伝えること。
そして、子供たちの自主性を大事にしています。
片付け、準備といったことから、自主性を重んじています。
あとは、子供たちの意見を尊重することですね。
自分がされて嫌なことはしないように、とも指導しています。
石川ノースフォックススポーツ少年団 様(北海道函館市)
デザイン担当大学
札幌大谷大学
製作時期
2023年3月
ユニフォーム完成画像
石川ノースフォックススポーツ少年団大森様にお話をお伺いしました。
チームについて教えてください
1981年に設立、今年で発足から42年目を迎えます。函館市を中心に、渡島と桧山地区で活動しています。指導者、選手、保護者が一体となって、楽しく活動しています。
ユニフォーミクスの取り組みへのご感想を教えてください
ユニフォーミクスの取り組みについては、ファイターズさんの応援プロジェクトの一環として、道内の大学生たちのデザインアイデアとのマッチングに感銘を受けました。
野球ユニフォームは古くなった劣化したなどを理由に通常5〜6年ごとに変更していますが、今回は、ユニフォーミクスの協力や支援金が、変更の機会となり、大学生の考案デザインを子供たちが多数決で選ぶ形式で結論が出ました。
ユニフォームデザインの決定までの流れはどうでしたか?
デザインを依頼する際のヒアリングでは、チーム名の由来や設立年度、過去の大会での実績、アピールポイント、現行ユニフォームデザインの由来や新ユニフォームに引き継いでほしい要素、ユニフォームに入れて欲しい要素、ユニフォームの希望仕様(フルオープン、2ボタン等)を記入しました。
その中で、チームカラーのブルーは継続し、チームロゴには若干の変更を希望しました。
最初のデザイン案では、保護者や子供たちの間で意見が分かれましたが、子供たちがこのユニフォームを着て野球を楽しみたいという願いを念頭に、多数決で進め製作までの道のりは順調でした。
ファンゴでの製作を決めた経緯を教えてください
大手メーカーと異なりフルオーダーに対応してくれる数少ないメーカーであることがわかりました。LINE対応の親切で迅速な対応と、他社よりも手頃な価格に魅力を感じました。
実際にユニフォームが届いてみると、しっかりとした作りでカッコよく仕上がっており、子供たちも保護者も大変満足しています。ユニフォームを受け取った時には、子供たちから「カッコいい!」「すごい!」といった声が聞こえ、さまざまな反応で喜びを表現していました。
特に、平つばのキャップが好評で、保護者からも欲しいという声が寄せられています。
ユニフォームの変更はチームに新たな活気をもたらし、子供たちのやる気を高めています。早くこのユニフォームを着て試合ができる日を楽しみにしています。
千代田ビクトリーズ 様(北海道函館市)
デザイン担当大学
北海道科学大学
製作時期
2023年4月
ユニフォーム完成画像
千代田ビクトリーズ竹内様にお話をお伺いしました。
チームについて教えてください
統合や合併などはなく、50年間一つのチームとして続いてきました。函館を拠点に地域の支援を受けながら活動し、子供たちの野球の成長を支えています。持続性が最大のアピールポイントであり、地域の野球文化を守り続けています。チームの思いは、子供たちが健全な野球を楽しみながら、仲間と協力し成長することです。
ユニフォーミクスに参加しようと思ったきっかけを教えてください
ユニフォーミクス応募のきっかけは、チームの50周年を迎える記念の年であり、ユニフォームを一新させたいという思いから始まりました。他のチームの成功事例や経済的な負担の軽減もあり、応募する決断がされました。ユニフォーム購入補助金は応募のきっかけとなり、チームの経済的な状況に合わせて費用の一部をサポートしてもらい、大変助かりました。
ユニフォーミクスの取り組みへのご感想を教えてください
ユニフォーミクスの取り組みは、部員数の減少による財政的な困難に対して助けとなりました。
ユニフォームデザインの決定までの流れはどうでしたか?
ワークショップでは、子供達、保護者、大学生を交えた意見交換が行われました。チームカラーのブルーとアシンメトリーデザインが要望しました。
最初に8種類ほどのデザイン案が上がりました。単純に1つのデザインを選ぶのではなく、良い点を組み合わせたり、メンバーの意見を反映させるために修正要望を出し合いながら、オンラインミーティングやメールでのやりとりがあり、大学生とは1ヶ月ほどのやり取りを行いました。
監督・コーチ、保護者、選手全員の意見を反映しました。函館の場所柄、学生さんがかわいいイカのキャラクターをデザインしてくれたことも特筆すべきポイントです。
ファンゴでの製作を決めた経緯を教えてください
ファンゴという野球ユニフォームメーカーについては、以前からその名前を知っていました。ファイターズの担当者からも製作実績のあるメーカーと聞いており、信頼性が高いと考えて決めました。
確定デザインを決定する期間に特に難しいことはありませんでした。対応はレスポンスが良く、スムーズに進めることができました。
空知ブルームス 様(北海道滝川市)
デザイン担当大学
北海道教育大学 岩見沢校 芸術・スポーツ文化学科 美術文化専攻 3年4年合同制作
製作時期
2022年7月
ユニフォーム完成画像
空知ブルームス村井様にお話をお伺いしました。
女子軟式野球チーム「空知ブルームス」の発足の経緯について教えてください
女子野球選手には以前から存在しましたが、兄弟が野球をしており熱心な保護者がいることが前提でした。しかし、選択肢の多さや技術・体力の差、保護者の負担などから野球を辞める子も多かったです。
近年は女子野球の普及が進み、高校や大学でも女子野球部が増えました。各チームも女子選手を積極的に勧誘し始めた結果、女子選手数は増加しています。
ただし、中学から野球をやめるケースも増えており、大会や試合に出る機会が少ないまま退団する選手もいます。現在は地域で女子選手に対する支援策を模索しています。
北海道の空知地区でも女子軟式野球チームの創設が進みました。2020年度に意向調査を行い、2021年度から野球教室や交流会を開催しました。その後、小中学生を対象とした女子軟式野球チームを創設することが決定しました。
コロナ禍の影響で活動が制約されましたが、可能な範囲で活動を続け、2022年に他地域の女子野球チームとの交流試合を行い、2022年5月に「空知ブルームス」という女子軟式野球チームが正式に誕生しました。
ユニフォーミクス参加とユニフォーム製作について教えてください
2021年にチーム創設が決定されると同時に、野球用品の購入とユニフォームの新調に取り掛かりました。ユニフォームはチームの顔となるため、試合の開催時期が不確定な状況でも早めに進めました。
以前からファイターズとの関わりがあり、少年野球大会の運営や野球場の改修も行っていたため、ユニフォーミクスの応募にも期待がありました。2021年12月に参加が決定し、デザインプロセスが始まりました。関係者と選手の意見を取り入れ、現行デザインが決定しました。製作はファンゴ社に依頼しました。
2022年には既存の女子野球大会や少年野球大会、女子野球交流会などでユニフォームを着用して活動する機会が増えました。
今後の活動について教えてください
空知ブルームスでは、小学生の選手数が少しずつ増えています。主要なポジションを経験し、試合に出場する機会を増やすことで「野球が楽しい」と感じさせることが目標です。現在のメンバーは他の野球チームに所属しており、女子野球に興味を持って集まってきました。
口コミや大会・イベントでの勧誘が効果的であり、活動の幅を広げるために練習や試合以外の活動も検討しています。中学生は人数が少なく、中学校の野球部や他のクラブチームで活動しているため、中学生を対象とした活動はほとんどできません。中学女子選手の受け皿としての対策も検討しています。
以上、北海道の5つのチーム様、インタンビューのご協力ありがとうございました。
ファンゴとして、ユニフォーミクスを主催している北海道日本ハムファイターズ、学生デザイナーたち、少年野球チームの皆様の期待に応えられるように、製作を頑張りました!喜んでいただき、とても嬉しく思っています!
北海道日本ハムファイターズのご担当者様へのインタビュー記事もあわせてご一読ください!
uniformics(ユニフォーミクス)について、北海道日本ハムファイターズさんに取材してみた!