帝京大学準硬式野球部へ取材をしてみた!【準硬式野球をもっと知ろう】

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2022/11/10

もっと準硬式野球を知ってもらいたい。そこに携わる人達の生の声を聞く。
帝京大学準硬式野球部員そして浅野監督に取材をし、帝京準硬の指導方針、準硬式野球の魅力を語ってもらいました。

浅野修平監督インタビュー

準硬式野球の”価値を高めたい”!監督の熱意!


–まず準硬式ってどんな野球なのか、大学での立ち位置などを教えてください。

準硬式野球ってボールが「準硬式」っていうボールを使うだけで、やることは何も変わりません。

球速や飛距離なんかはまた別のところでお話をさせていただくとして。

準硬式野球部っていうのは大学を中心に広がっています。準硬式野球部人口っておよそ1万人いると言われてて、ほとんどが大学生なんですね。
その中でも帝京大学はかなり部員数もたくさんいて練習がやりやすい環境が整っている場所なんじゃないかな、と思っています。

ーー大学で本格的に野球をやろうと思えば硬式野球部、野球を楽しみたいと思えば軟式野球のイメージです。

準硬式野球部っていろんな部員が入ってくるんです。
帝京大学の準硬式野球部の話しをすれば、中にはプロ野球を目指している部員もいますし、大学の硬式野球部じゃ通用しないと分かっているけどそれでも野球を続けたいという部員も。また元独立リーガーの部員もいれば、大学に入ってから野球を始めた初心者まで幅広いんです。

その中で大学硬式では通用しないと理解した人、高校野球で燃え尽きてしまったけれど野球を続けたい人など、あらゆる「野球をやりたい大学生」の受け皿になれたら嬉しいな思っています。

ただ、多種多様な学生が集まってくるので、実力だけの部分を考えると大学硬式野球と比較するとどうしても全体的に劣ってしまうのは仕方がないと考えています。日本のプロ野球の最高峰がNPBでご存じの通り硬式野球なので、それは仕方ないですよね。

ただ僕は準硬式野球を「実力が劣る学生たちが野球をやる場所だ」とは考えたくなくて、準硬式野球という野球の価値を高めたいと思っています。

ーー帝京大学の準硬式野球部は誰でも入部が認められるそうですが、野球に対する熱量はそれぞれ違うと思います。部員たちのモチベーションの違いをどう埋めているんでしょうか?

たしかにライトに楽しみたい部員から本気でプロを目指すような部員まで、たくさんの部員がいます。でも入部のときに、野球に対する熱量は揃えるように話しはしています。

大学生ですからもちろん自主性に任せている部分もあるんですが、ただ遊びにきているだけじゃさすがに野球に対して真剣にやっている部員との意識の違いが出てきてしまいます。

「楽しいの尺度」も人それぞれなので、上手く伝わるかどうか分かりませんが、楽な野球というか遊びながら楽しい野球をしたいのならば帝京大学の準硬式野球部、という場所はそぐわないかもしれません。

逆に野球に対してずっと出場機会に飢えてきた選手や、もっと上を目指したいけれど事情があって硬式野球部には入部できなかった選手。また本当に野球が好きでやる気に溢れている選手なんかは大歓迎ですよ。

「同じ夢を同じ空間で追いかける」っていうのが僕のモットーなので、野球に対する熱量っていうものは全員が同じものを持てるようにしています。

ーー野球が上手くなりたい!その思いがあるからこそ野球に真剣に打ち込んでいる選手も多いんですね。ただ本分は学生であり、さらには社会に出るための準備を進めていかなければいけない年代でもあります。浅野監督は野球漬けの生活ではなく、むしろアルバイトを推奨しているんだとか?

そうですね。大学生という肩書きを持つ以上、学生の本分である学業はおろそかにしてはいけないと考えています。まず学業を優先にした上で、準硬式野球部で野球に打ち込んでもらうのが当然かな、と思います。

アルバイトの話は本当です。大学で野球をするような部員って、やはりずっと野球を続けてきた選手が多いんです。ということは「野球部」の中のことしか知らない学生も多いんですよね。

実は僕の失敗談をお話すれば、ずっと野球をやってきて新卒で保険会社に入社したんです。野球をやってる人って野球ならではの文化があるじゃないですか。例えば「挨拶はデカい声で」とか。

僕もずっと野球部にいた人間なんで、挨拶はデカい声でするのが「みんなこういうのが好きなんだ」と信じてたんですよ。実際その保険会社で最初にデカい声で挨拶したら、先輩に「ここは野球部じゃないんだから」と注意を受けましたね。

そこで衝撃を受けたんですよ。野球部のノリって大きな声で挨拶をするのって、”みんなが好きなことなんだ”と思い込んでたんです。でも実際は違いました。
野球部での正解が、社会に出てからの正解じゃないんだってそこで気付きましたね。

だからアルバイトを推奨しているのは、野球部以外の世界を学生たちに見てきてほしい、体感して欲しい、という狙いがあります。

ずっと野球漬けの生活をしている学生ももしかしたらいるかもしれませんが、勉強や社会に触れつつプレーをした方が、野球の技術や考え方などが向上する可能性や新しい気付きがあると感じています。

帝京大学準硬式野球部では文武両道が基本!

–準硬式野球は大学生を中心に広がっています。浅野監督が考える「大学準硬式野球の魅力」を教えていただけますか?

最初に「準硬式野球の価値を高めたい」とは言ったものの、どうしても実力的なもので野球のレベルとしては、硬式野球部と比較すると入部の時点でワンランク落ちてしまうのは否めないと思っています。それでも怪我をして挫折をした、また夢を諦めたくない人や、大学生になっても真剣に野球に取り組んでいきたい、という学生にとっては「野球を続けるための場所」としてものすごく価値あるところなんだと思います。

誰もが野球というものにもう一度真剣に挑戦できる文化がありますから。

中にはセレクションからしか入部できないような準硬式野球部もありますが、少なくとも帝京大学準硬式野球部では、初心者だって入部はOKです。そこには真剣にプロを目指すような学生も混じりますが、全員で同じ夢を見て野球に取り組んでいきたいですよね。

あ、そうそう。僕「ファンゴ」って言葉ものすごく好きなんです。

アメリカじゃ全体ノックのことを「ファンゴ」っていうんですよ。みんなで一緒に楽しもうぜ!っていう意味合いがある「Fun Go!」からきてるみたいなんです。

初心者も真剣に野球を続けたい、出場機会がもっと欲しい、そんな選手たちにぜひ伝えたいです。

「帝京大学の準硬式野球部で一緒に野球、楽しもうぜ!」

帝京大学準硬式野球部員・スタッフに準硬式の楽しさを聞いてみたぞ!

高校まではなかなかなじみのない準硬式野球。しかし大学になると比較的一般的になってくるんですよね。

そこで準硬式野球の魅力を帝京大学の準硬式野球部に所属する選手たちに聞いてみました。なぜ準硬式なのか、共感できるポイントも多いのではないでしょうか。それではどうぞ!

準硬式野球からNPB入りを目指して!

帝京大学3年 山崎選手

ーーよろしくお願いします。まず最初になぜ準硬式を選んだのかお話しを聞きたいんですが。

もともと高校では4~5番手のピッチャーだったんですが、厳しい練習や上下関係に嫌気が差してしまっていました。
でもいざ大学に入って、もしかしたら「また野球がやりたくなるのかなぁ」という漠然とした思いがあって、ちょっとでも楽しめるといいな、と期待して準硬式野球部の門を叩きました。

高校ではベンチ入りするためにサイドスローにしていました。でも大学では自分のやりたいことができたんです。それでオーバースローに戻してフォームも1から作り直して挑戦してやろうと思いました。

ーー今球速はどれくらい出るんですか?また野球の最終目標はどこにありますか?

今では145km/hの球速が出るようになって、本当に野球も大学生活も楽しんでいます。

準硬式野球部ですが、今はNPBを目指して真剣に野球に取り組んでいます。もっと球速、制球力ともに伸ばしていきたいです。

帝京大学の準硬式野球部はアルバイトも認められていますが、自分はどちらかと言うと野球中心の生活に身を置いています。少しでも野球に集中できる環境が作りたいと思えば、自分で作っていけるのはものすごく魅力的です。

独立リーガーから大学生へ異例の転身!

帝京大学2年 霜田選手

ーー元独立リーガーと伺っていますが、なぜ大学生に?

もともと群馬ダイヤモンドペガサスに所属していました。今は野手ですが、高校生のときには投手でスカウトもきていました。

でも高2で骨折してしまって投手が続けられなくなったんです。それでも野球を続けたいと、独立リーグへ進んだんですがケガが完治しなかったので野手へ転向しました。打者に転向してみたら、良いピッチャーに対して「対応しきれないな」と感じて、そこで野球で上を目指すのは難しいと自覚したんです。

そこから高校生のとき、お世話になった監督への憧れもあって「先生になろう」と決意しました。お世話になった先生への恩返しとして、母校の指導者になりたいなって。

先生になるためには大学への進学が必須じゃないですか。そこで独立リーグを退団後、帝京大学に進学しました。

今は保健体育の教員を目指して頑張っています。

ーーところで準硬式を選んだのはなぜですか?

実は独立リーグに所属していると「元プロ選手」ということでいろんな規制がかかってくるんです。それで大学の硬式野球部はそれで引っ掛かってしまって。でも準硬式ならそのあたりの規制がありませんでした。

独立リーグを退団はしたんですが、野球に真剣に取り組みたい気持ちはあったので、準硬式でもう一度がんばってみようと思って準硬式野球部を選びました。

ーー霜田さんから見て準硬式野球の魅力って何ですか?

野球が好きって言う人達が集まってて、練習メニューもみんなで工夫しながら野球を楽しんでいるところでしょうか。準硬式に限った話ではないと思いますが、大学生になってまで野球を続けている人たちって「野球が好き」っていう気持ちが根底にあると思うんですよね。

帝京大学の準硬式野球部って元独立リーガーやNPBを目指すような選手もいれば、初心者の人もいるんですよね。

いろんな人がいますし、それが許される環境なのが魅力じゃないかなと思います。

将来を見据えて学生コーチに!

帝京大学2年 藤井コーチ

ーーコーチへはケガなどの理由があってコーチをされているんですか?

もともとは選手だったんですが、自分の夢が「高校野球の指導現場に就きたい」というのが目標です。

だから教員免許を取得を目指して大学へ入りました。そこで大学の4年間を選手として過ごすのか、指導者としてコーチという立場で野球に携わるかという選択肢が出てきたんです。

将来的には野球部の指導者として戻りたいという思いがあったので、卒業後を考えるとプレーヤーとしてでなく、コーチとしてのスキルを学んでいった方が良いという結論になりました。それで学生と言う立場でコーチの道を選びましたね。

ーーコーチとしての立場で気を付けていることなどはありますか?

浅野監督とはよく話しをしますけど、選手ってやっぱり監督はなんとなく話しにくいと感じる場面もあるみたいです。別にそんなことはないと思うんですけど(笑)そこで選手と監督をつないでいく役割なんかもあるのかなって思います。

ただ学生コーチという立場は他にあまりいなくて、自分の学びとしても他の指導者に話しを聞きにいったりもしています。なかなか「順調」というわけにはいきませんが、少しずつでも自分が将来指導者になったときのためにも、糧として貪欲に吸収していきたいと考えています。

祖父が見ていた野球を好きに!いつか高校野球に携われたら

帝京大学1年 吉田マネージャー

ーー吉田さんはもともと高校ではマネージャーをやられてたんでしょうか?

はい、高校野球部でマネージャーをしていました。もともとおじいちゃんが野球好きで一緒にテレビで見ていたのが始まりでしたね。

教員免許の取得も目指しているので、将来的に何かしらの形で高校野球に携われたらいいなぁ、と思っています。

ーーマネージャー業で大変なことや気を付けていることはありますか?

マネージャーをやる上であまり苦労を感じたことがないんですよね。もともと人のお世話をするのが好き、というか…

でも高校生のときにはマネージャーというよりは雑用係って感じの仕事が多くて、本来のマネージャー業があまりできない印象は持っていました。でも大学の野球では学生主体っていう部分があるので、選手は自分でやれることは自分でやってくれます。だから本来のマネージャー業がちゃんとできるようになったのは感じています。

ーーマネージャーを経て将来の進路は明確になったりしていますか?

まだ「こうなりたい!」っていう将来的なものはあまりまとまっていないんです。でもなんらかの形で野球には関わっていきたいなぁ、って思っています。プレイヤーではないんですけど、裏方としてみんなを支える「マネージャー」っていう仕事にやりがいを感じています。

自身のケガからトレーナーを志す

帝京大学3年 三戸部トレーナー

ーー学生の立場でトレーナーになっている人は珍しい気がしますがいかがでしょうか?

学生のトレーナーって実はかなり珍しいと思います。僕は高校生のとき野球部だったんですがケガが多くて、進路を決めるときに「トレーナーをやってみたいな」と考えていたんです。そこで先輩が帝京大学にいたので話しを聞いてみると、トレーナーの資格取得も目指せる、しかも準硬式野球部でトレーナーとして活動できる、っていうのを聞いて、大学生になってからは最初からトレーナーで入部しました。

学生トレーナーってここ(帝京大学準硬式野球部)だからできているんだと思います。学生トレーナーとして活動できるところは限られていると思うので。

大学でトレーナーとしてのスキルや選手との関わり方を学んで、いつかはNPBのトレーナーになりたいと思っています。

「準硬式野球」の道を悩んでいる高校生へ・・・

いよいよ華の大学生ライフがスタート!
授業やサークル、はたまたアルバイトもいいけれど、やっぱり大学だって部活を楽しみたい!同じ志を持つ仲間たちと一つのことをやり遂げたい!と部活をやってみよう、と考えている人も多いんじゃないでしょうか。
そんな中でも大学生で楽しんでいる人が多いのが準硬式野球。小中学生、高校生にとってはあまり一般的ではない準硬式野球ですが、大学生ではけっこう一般的なんです。そこで「大学へ行ったら準硬式やってみようかなー」なんて思ってる高校生諸君へ!
高校野球にずっと打ち込んできた高校生にとって大学での「野球」という部活は進路に大きなウエイトを占めることでしょう。

そこでまず

  • 野球を続けるのか辞めるのか
  • 硬式野球か軟式野球か、それとも準硬式なのか
  • 野球を真剣にやりたいけど、硬式じゃ通用しないかもしれない

こんな思いを抱いている高校生に、準硬式野球というものを知ってもらいたいと思っています。

    • 使用するボールはH号と呼ばれる硬式の中身で軟式の外側のボール
    • ボール以外は硬式用の道具
    • 金属バットの使用が可能
    • グラウンドは硬式用
    • ルールは硬式と同様(一部軟式を準用)
    • 全日本大学準硬式野球連盟は全国軟式野球連盟の傘下
    • 全国大会は年3回
      ◆文部科学大臣杯全日本大学準硬式野球選手権大会

      ◆清瀬杯全日本大学選抜準硬式野球大会
      ◆全日本大学9ブロック対抗準硬式野球大会
    • 全国で270校1万1000人のプレイヤーがいる
    • 準硬式野球部の活動や運営は学生主体
    • 監督の在籍がない大学も多い
    • 学業優先、就活優先
    • 医学部、薬学部、理工系の在籍が多い
    • アルバイトの併用可能
    • 入部には野球初心者でもOKのところが多い(一部セレクションの大学もある)
    • 準硬式野球部の大学日本代表選抜があり海外遠征も
    • 海外支援、社会貢献活動も行います。
    • 準硬式野球からプロ野球選手(NPB、独立リーグ)も輩出

大学の準硬式野球部はこのような場所です。レベルが高い場所で野球を続けたい、でも軟式野球を楽しむにはまだ早い。という野球に真剣に打ち込みたい学生におすすめです。また社会に出た後のことも考えて、その準備を進めながら野球ができるのが最大の魅力です。アルバイトや資格取得、ゼミなど大学生でしかできないことも、野球をやりながら同時にライフスタイルに組み込んでいけるんです。

「準硬式野球部という場所としての価値を高めたい」という狙いが、こういう形となって学生へ還元されて、野球の裾野を広げることに繋がっていました。

これまで「野球」というものに関わってきた学生たちが、今後も続けてきた野球を糧にして社会に向けて大きく羽ばたける場所となっているように思います。帝京大学準硬式野球部の皆さんが、野球を通じて社会に貢献できる日がくることをファンゴは応援しています!

 

帝京大学準硬式野球部~取材後記~

ファンゴ編集部の戸松です。

中学生でシニアリーグ、高校生で強豪高校という道を進んだ僕にとって、帝京大学の準硬式野球部の皆さんから「本当に野球が好きなんだなぁ」と強く感じさせる取材となりました。

僕自身は先輩後輩の上下関係が厳しすぎたり、上級生からのイジメ。野球を辞めたい、と言っても監督や周りが絶対にやめさせてくれなかったことなどもあり、「1秒でも早く野球から離れたい」と強く願い続けていた学生生活でした。完全に燃え尽きていた、というより野球が嫌いになってしまっていたんです。

それがどうでしょう。

帝京大学の準硬式野球部の皆さんを見ると本当に生き生きとしていて、厳しい上下関係や練習中に怒声が響くこともありません。環境が変わると同じ野球でもここまで魅力的に映るんだ、と強い衝撃を受けてしまいました。これまで自分がやってきた野球って何なんだろう。と。

殴られて当たり前、怒鳴られて当たり前、野球は苦しくて当たり前、のような、「これが野球なんだ」って無理やり自分自身を納得させて、なんとか続けてきた野球。でもこれって真の野球のあるべき姿じゃないんです、きっと。

1つのボールを真剣に追って、全力で投げて、打って、走る。そして目の前のプレーに全員で一喜一憂する。そんな楽しいスポーツだったはず。

浅野監督は「準硬式の野球としての価値を上げたい」と話されていました。きっとこんな野球を続けてこられたら、もっともっと野球が楽しかったんだろうなぁ。野球が今でも好きでいられたんだろうな、と。
野球に真剣に取り組む。もっと上手くなるためにがんばる。そんな楽しい野球ができる場所が、帝京大学準硬式野球部にある。

これは立派な価値だと感じるんです。

施設が充実してない?硬式じゃない?だからなんだ?

大学生という貴重な4年間。社会に出るための準備も必要で、そんなところまで許容してくれながらも、さらに真剣に野球に打ち込める。これ以上に素晴らしいことがあるか。野球が好きって、野球が楽しいって、誰もが最初はそう思っていた感情でしょう。

それがいつしか「強くなることばかり」にとらわれて、本当の楽しさを忘れている野球人が多いのではないでしょうか。
またそんな強くなるための野球に疑問を感じたことがある人も少なくないのではないでしょうか。

ガキの頃、必死にボールを追いかけていたあの日。

本当に弱かったけど、楽しかったよなぁ。
あの頃の純粋な気持ちを思い起こさせてくれた帝京大学準硬式野球部のみんなに心から感謝。

 

帝京大準硬式野球部のユニフォームをデザインしてみた

今回の帝京大学準硬式野球部さんのインタビューはいかがでしたか?
準硬式野球について現場の生の声が聴ける機会ってなかなかないので、貴重な記事となってくれたんじゃないかな?って思います。

野球に対する熱い想い、準硬式野球って何?っていうところまで細かくお伝えできたはず。色々とご協力ありがとうございました。
最後に今回の取材を通じてのイメージや感じ方を、ユニフォームデザインに落とし込んでみました。
■「帝京大学準硬式野球部」のユニフォームをファンゴが僭越ながらデザインを考えてみました!

【デザインA】
・帝京高校野球部ユニフォームのイメージからイエロー&ブラックカラーでまとめ、戦う集団ということで全身に迷彩柄をまとい、アシンメトリーに差し色のブラックを入れることでお洒落さも表現。胸の「TEIKYO」ロゴは堅いイメージで鉄壁の守備を表す。

【デザインB】
帝京カラーの赤白紺を使い、全体をコーディネート。現在使用の白地にネイビーのストライプの真逆。
前と後ろ身頃では見え方が違う切替し、昇華ユニフォームならではのグラデーション加工を部分的に使用。既存のユニフォームデザインを意識しながらも他とは違うデザインに仕上げました。

【デザインC】
黒→金のグラデーションで輝きを表現.。若々しさとたくましさをアピールしました。フォントは、デザイン全体のイメージから力強い書体に。肩のシャープな斜線は、ほとばしる汗をイメージし躍動感を表現しました。

【デザインD】
正統派ではなくあえて個性的に。前身頃の文様柄は、準硬式野球の伝統を表現。他にない切替しの使い方にこだわってみました。後ろ身頃にある透かしの炎で闘志をイメージ。

【デザインE】
帝京カラーの赤白紺でまとめたデザイン。帝京のロゴワッペンにある「鷹」からインスピレーションした鋭さを表現。フォントは、既存使用のフォントに近い雰囲気に。多く使われているカラーリングなので、新しいデザインで仕上げてみました。

【デザインF】
帝京カラーの配色で、遊び心で袖をカモフラ。平凡な切替しデザインを非対称にすることで小洒落感を演出。楽しさ陽気さ若さをイメージしたフォントに。

 

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