野球グローブの正しい手入れ方法は?頻度と長持ちさせるコツを解説
2025/06/04

こんにちは!オーダー野球ユニフォーム専門店「ファンゴ」編集部です!
「グローブって、どうやって手入れすればいいの?」
そんなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか? 野球のプレーは教わっても、道具の手入れまでは詳しく教わらないこともありますよね。
この記事では、グローブの基本的な手入れ方法や、必要な道具についてわかりやすくご紹介します。野球を始めたばかりの初心者の方や、グローブの正しいお手入れ方法を知りたい方は、ぜひ最後までお読みくださいね。
正しいメンテナンス方法を覚えれば、お気に入りのグローブを長く使い続けることができますよ。
グローブの手入れに必要な道具は?
グローブの基本的な手入れに必要な道具はそれほど多くありません。最低限そろえておくと安心なのが、以下の3つです。
- ブラシ(汚れ落とし用)
- 布(クロス)
- グローブ用オイル(ワックス)
これ以外にあると便利な道具も含め、ご紹介していきますね。
1.ブラシ(汚れ落とし用)
革の表面やしわに入り込んだ土や砂、ほこりを落とすために使います。グラブ専用のブラシは1,000円前後で販売されています。しっかり落としたい方は、毛先が細くやや硬めのブラシがベスト!
初心者の方は、手元にある古い歯ブラシでも代用できます。
2.布(クロス)
汚れを落としたり、オイルを塗ったり磨いたりするのに使う布です。用途ごとに用意するとよいでしょう。市販のグラブ用クロスがベストですが、使い古したTシャツやタオルなどでもOK!100均でも手に入る「マイクロファイバークロス」は仕上げ用におすすめです。
ポイントは、毛羽立ちが少なく清潔なものを選ぶこと。これだけでオイルの伸びやすさが変わってきます。
3.グローブ用オイル
グローブの革にうるおいを与え、乾燥やひび割れを防ぐために使うアイテムです。グラブ専用のオイルが使いやすくて安心です。固形タイプなら1,000円前後で手に入ります。
ほかに革用のオイルとして、革ジャンなどに使われるミンクオイルという商品があります。しかし、グローブにミンクオイルを使うのはちょっと待ってください。実は過去にミンクオイルをグローブに使ったら「革のコシが抜けてしまった」という声も耳にしました。
オイルはぜひ、グローブ専用オイルを使うようにしましょう。
4.あると便利な道具
さらに、あったら便利な道具も見ていきます。
汚れ落とし用クリーナー
汚れが激しいときに使います。使用した後の保湿は必須です。
仕上げ用ブラシ
オイルをなじませた後、革を磨いてツヤを出すのに便利です。
上記のアイテムは、最初からすべてをそろえなくてももちろん大丈夫。「使うたびに簡単なお手入れをする」ことが、グローブを長持ちさせる一番のコツです!
▼元記事の内容を整理してリライト
グローブの正しい手入れ方法【初心者向け5ステップ】
それでは、実際にグローブを手入れする手順について押さえておきましょう。
複雑なことが苦手な方や初めての方でも簡単にできるので、ぜひチャレンジしてみてください。
STEP1:土や砂ぼこりを落とす
ブラシで革表面の汚れを落とします。
というのも、ウェブ(編み部分)や指股、レース(紐)の周りなど、細かい部分にも砂が入り込んでいることがあるんです。軽い力で丁寧にブラッシングするのがポイントです。
このあとにオイルを塗る工程がありますが、汚れが落ち切らないうちにオイルを塗ってしまうと、革が汚れも吸い込んで傷みやすくなります。汚れはきれいに取り除きましょう。
STEP2:オイルを塗る(保革)
汚れを落としたら、保革用オイルをできるだけ薄く塗ります。布に少量のオイルを取り、グローブ全体に伸ばしてください。塗りすぎはグローブが重くなったり、柔らかくなりすぎてしまうためNGです。
もちろん、必ずしも均等に塗る必要はありません。乾燥している部分(触ってみてカサカサしているところ)は特に丁寧に塗りましょう。
STEP3:乾いた布で磨く
塗ったオイルを乾いた布で磨くようにしてなじませていきます。これには「余分なオイルを取り除く役割」と「ツヤを出す役割」があります。摩擦熱でオイルがなじんでくると、自然なツヤが出てきますよ。
グローブを手にはめた状態で磨く方もいます。そうすると型崩れしなくて、手になじむのだとか。
STEP4:汗によるダメージを防ぐ特別なケア方法
手首や指を出す人にとっては、手や腕からの汗によって傷みやすい部分があります。それが画像の赤枠部分です。
汗で濡れて乾いてを繰り返すため、革の油分が抜けやすくなります。放っておくといつしかパキパキに割れてきます。でも、できるなら丁寧に手入れして、長く愛用したいですよね。
この部分には、指にオイルを直接とって塗りこむようにするとグッドです。指の体温でオイルが柔らかくなり、革に浸透しやすくなります。もちろん余分な油分は布で拭き取ってください。
汗が直接グローブに当たらないように、守備用手袋をする方法もあります。
STEP5:乾かす&保管
お手入れが終わったら、部屋の風通しの良い場所で自然乾燥させてください。受球面を下に向け、指先を下に向けた状態で1日ほど置いておきます。直射日光が当たる場所に置いたり、ドライヤーの熱で乾かしたりするのは革が傷むのでやめましょう。
乾いたら形を崩さないように保管しましょう。先ほどと同じように受球面を下にして置くか、指先部分を地面につけると型崩れを防げます。
グローブの手入れは毎日するの?|頻度とタイミング

せっかくグローブの手入れ方法を覚えても、適切なタイミングで行わなければ効果は半減してしまいます。ここでは「いつ」「どれくらいの頻度で」手入れすればいいのかをご紹介します。
試合や練習のあとには軽い手入れを
グローブを確認する意味も含め、試合や練習のあとは簡単なケアをしておきましょう。ブラシで汚れを落とし、乾いた布でサッと拭くだけでも革の劣化を防ぐ効果があります。特に土や汗は革を傷める原因になりますので、こまめに取り除いてください。
オイルは「革がカサついてきたら」
グローブにオイルを使った手入れは必須ですが、頻度に関して正解はありません。あくまでも目安ですが、グローブを毎日使う場合で「週1回」、草野球などで週末に使うなら「2~3週間に1回」程度でしょう。しかし、革の状態や気候によっても変わるため、一概には言えません。
ポイントは「乾燥してきたな」「革がカサついてきたな」と感じたらオイルを塗ること。
私たちも冬の乾燥した季節になると手にクリームを塗りますよね。かといって、塗りすぎるとベタベタして気持ち悪くなります。グローブも「革」なので同じです。革の状態がよければ、目安の頻度に達していてもオイルを使わなくてOKですよ。
シーズンの節目にはしっかりメンテナンスを
シーズンオフや長期の休みに入る前後には、しっかりとしたメンテナンスをおこないましょう。汚れを落とし、オイルを塗り、形を整えて保管することで、次のシーズンでも快適に使えます。
土や砂を放置するとカビが生えたり、保湿を怠ると革がカチカチに乾燥してしまったりする可能性があります。特に、一度カビが生えてしまうと取り除くことはほぼ不可能です。最悪、グローブを買い替えることになってしまいます。
グローブを長く使うには、休止期間前後の「ひと手間」が大切です。
濡れたときのグローブの手入れ方法
野球をしていれば、突然の雨に見舞われることもありますよね。グローブにとって水分は大敵です。グローブの素材は言うまでもなく革なのですが、この革は水には弱く、対策を間違えるとせっかくの素材もガサガサになってしまいます。最悪のケースでは革が硬化したりして使い物にならなくなることも……。
革が変形してしまう前に、濡れたあとには以下の手順で正しいケアをおこないましょう。
1.タオルで大きな部分の泥と水分を拭き取る
あまりゴシゴシこすりすぎないこと。水分は軽く押さえるように吸い取るのがコツです。
2.乾かす
風通しの良い日陰で(可能であれば吊るして)乾かします。グローブの内部(手を入れる部分)に新聞やタオルを入れてこまめに交換すると乾きやすくなります。
表面が乾いたら、ブラシで汚れを落として再び乾かします。
3.完全に乾く1歩手前でオイルを塗る
グローブにしみ込んだ水分は、乾くときに油分も同時に奪っていきます。そこで、完全に乾ききっていない生乾きの状態でオイルを塗りましょう。これでグローブの革から油分が抜けてしまうのをある程度防げます。
オイルは「乾いてから塗る」のが一般的です。しかし、ひび割れてからオイルを塗っても元どおりには戻りません。びしょびしょに濡れたあとは油分もたくさん抜けてしまうため、完全に乾く前にオイルを塗る方法をおすすめします。
4.完全に乾かす
風通しの良い日陰で完全に乾かします。濡れ具合によりますが、濡れてから乾くまでに2~3日ほど様子を見てください。
グローブの手入れ方法に関するQ&A

Q1. グローブの手入れは毎日するべき?
基本的には、使ったあとには「ブラッシングで土や砂を落とす」「乾いた布で拭く」だけでOKです。毎日特別なことをする必要はありませんが、日々のちょっとしたお手入れの積み重ねが、グローブの寿命を延ばすカギになります。
Q2. 野球グローブをピカピカにするにはどうしたらいい?
まずは汚れ落とし専用のクリーナーで黒ずみを落としましょう。クリーナーで汚れを落とした後は、革が「すっぴん」状態なので必ずオイルで保湿します。保革用オイルを薄く塗ってから柔らかい布で磨くと、ツヤが出てピカピカになります。
ただし、ツヤを出したいからといってオイルを塗りすぎると逆効果。あくまで「薄く」がポイントです。
Q3. グローブに毎日オイルを塗る必要はある?
オイルは毎日塗らなくても大丈夫です。革が乾燥してきたと感じたときや、雨に濡れた後など、グローブの状態を見て調整するのがポイントです。塗りすぎは型崩れの原因になるので注意しましょう。
Q4. グローブの手入れでやってはいけないことは?
いくつか注意すべきポイントがあります。正しくケアしないと、せっかくのお手入れが逆効果になってしまうこともあるので、ぜひチェックしてください。
オイルの塗りすぎる
革が柔らかくなりすぎて型崩れの原因に。ベタつきの原因にもなります。
直射日光やドライヤーの熱で乾かす
革が縮んだり、硬化したりしてしまいます。必ず日陰で自然乾燥を。
ミンクオイルなど、グローブ専用以外のオイルを使う
革が柔らかくなりすぎたり、コシが失われることがあります。特に初心者の方はグローブ専用のオイルを使った方が安心です。
汚れを落とさずに保革オイルを塗る
汚れごと革に浸透してしまい、劣化の原因になります。
濡れたグローブを放置する
革が硬くなったり、カビが発生したりすることも。必ずタオルで水分を取り、乾燥してからオイルを塗りましょう。
これらは本文の中でも詳しく解説していますので、気になる方はぜひ読み直してみてください。
Q5. グローブの手入れに100均アイテムは使える?
代用品として使えるものもあります。以下は使える可能性のある商品の例です。
- キッチンクロス(マイクロファイバー):汚れ落としや仕上げ磨きに
- 靴用ブラシ:(毛の硬さによって)汚れ落としや仕上げ磨き用に
- 靴クリーナー(革靴用・チューブタイプ):汚れ落としに
いずれも使う前に、目立たない場所で試してみると安心ですよ。
グローブの手入れ方法まとめ|長持ちさせるコツ
画像のグローブは、ところどころシミができたり色が抜けてしまったりしています。実は、当ブログの「中の人」の私物です。なんと15年以上、現役で愛用しています。
グローブって、こんなに長持ちするものなんです。現役のメジャーリーガーも、グローブを10年以上愛用することは珍しくありません。正しく手入れすれば、あなたの手になじんだこだわりのグローブに育てられます。
お手入れの重要ポイントは「オイルの塗りすぎNG」「使用後の汚れ落とし」「濡れたあとの対応」です。毎日完璧にメンテナンスしなくても、ひと手間をかけることでグローブの状態は変わります。
大切なグローブを長く使い続けるために、ぜひこの記事の内容を参考にしてくださいね。
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