NPBドラフト会議2024を徹底解説!【ドラフトの歴史や仕組みもご紹介】

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2024/10/23

ドラフト会議とは? 仕組みや順番の決め方をわかりやすく解説!2024年の開催日もチェック!

こんにちは!ファンゴ編集部です。

毎年秋になると開催されるドラフト会議ですが、どんな風に選手が選ばれているかご存じですか?

実は、意外と複雑な仕組みでプロ入りする選手が決められているんです。

今回は、ドラフト会とは何か、また仕組みはどうなっているのかについてわかりやすく解説します!

2024年度はいつおこなわれるかも紹介していますので、ご確認ください。

ドラフト会議とは何?概要をわかりやすく紹介

ドラフト会議とは、プロ野球球団が新しい選手を獲得するためのシステムで、プロ入りを目指す選手が球団と交渉するための唯一の機会です。

プロ入り志望の選手と交渉できる権利を持った球団が選手にアプローチし、選手側が契約を承諾すると入団が決まります。 対象となるのは主に高校生、大学生、社会人選手で、未来のスター選手がこの場で決まることから、非常に注目されるイベントです。

日本のプロ野球では、1965年に「ドラフト制度」が導入されて以来、毎年行われており、各球団にとって戦力強化に欠かせない重要な要素となっています。 なお、選手が希望する球団以外から指名された場合、交渉を断ることも可能です。ただし、その場合は他の球団にも入れず、翌年に再度指名されるのを待つことになります。実際に浪人する選手も少なくありません。

選手側から球団を指名できないの?

選手側から球団を選ぶことは許されていません。それは、各球団の戦力を均等に保つためです。

もし選手が好きな球団を選べる状態だとしたら、高い年俸を払ってくれる資金力があり、人気の高いチームを選択する可能性が高いですよね。そして当然ながら、人気のあるチームに実力のある選手が集中すると、各球団の戦力の偏りが生じます。

その結果、他の球団は戦力が劣り、試合で勝つのが難しくなる可能性があります。これが続くと、野球ファンも試合の魅力を感じにくくなり、次第に球場に足を運ぶ機会も減っていくかもしれません。観客数が減少してしまっては、プロ野球全体の収入が減り、運営が困難になるリスクが高まります。

このような事態を防ぐためにも、各球団の戦力がなるべく均等になるよう、公平な方法で新しい選手を採用できるドラフト会議が導入されているのです。

 

ドラフトの仕組みや順番の決め方は?

ドラフト会議の仕組みや順番の決め方について簡単に説明します。ドラフト会議は、1位選手を決める1巡目と2位以下の選手を決める2巡目以降で指名の仕方を変える仕組みが取られています。それぞれの仕組みについて、見ていきましょう。

対象となる選手は?

指名方法を解説する前に、指名の対象となる選手にはどんな人がいるのかをかんたんに紹介します。
プロ入りを希望する選手は「プロ志望届」を提出します。対象となるのは、日本国籍を持ち、国内の中学や高校、大学などに在籍した経験がある選手です。多くは高校や大学を卒業見込みの若い選手ですが、社会人選手もこの条件を満たしていれば指名対象となります。

1巡目の決め方:入札抽選

1巡目は各球団が1位指名選手を決めるもので、会議の中でも特に話題になる部分です。1巡目では入札抽選方式が採用されており、球団ごとに希望する選手を1人ずつ指名できます。

もし欲しい選手が他の球団とかぶった場合には抽選をおこない、当選した球団が希望選手にアプローチできる交渉権を得ます。双方が合意すれば晴れて契約となり、入団が決定するといった流れです。

その後は、落選した球団のみで別の選手を指名し、かぶったらまた抽選……と繰り返しながらすべての球団の1位選手を決定して、1巡目は終了となります。

ここで押さえておきたいのが、先の項目でもお伝えしたとおり選手は必ずしも交渉に従う必要はないということです。選手側が「条件に納得できない」「どうしても入りたい球団が別にある」といった場合には、入団を拒否してもかまわないルールがあります。そのため球団側は、交渉権を得られたとしても、その選手が絶対に入ってくれる保証はないことを踏まえて指名していく必要がありますね。

なお、入団を拒否した選手はその年の他球団には加入できず、翌年のドラフトで入りたいチームから指名されるのを待つ必要があります。

2巡目の決め方:ウェーバー制

各球団の1位選手が決まったあとの2巡目からは、「ウェーバー制」に指名方法が変わります。

ウェーバー制とは、その年の公式戦で順位が低かった球団から順番に指名できるものです。指名権のある球団だけが選手を指名できるため、欲しい選手がかぶっても他の球団は見送るしかありません。

なお、順番についてですが、セ・リーグとパ・リーグのどちらの最下位が先に指名できるの?と疑問が湧いてくる方もいるかもしれません。

実は、2019年より交代システムが取られており、毎年優先権が入れ替わっています。2024年であればパ・リーグに優先権があるため、パ・リーグの最下位球団(6位)から始まり、次にセ・リーグの6位、パ・リーグの5位といった順番で進んでいきます。

3巡目以降の決め方:逆ウェーバー制

2巡目でそれぞれ選手を指名し終わったら、3巡目ではランキング上位の球団から指名していく「逆ウェーバー制」に切り替わります。2巡目と反対に進むため、2024年ならセ・リーグ1位→パ・リーグ1位→セ・リーグ2位といった流れです。4巡目以降も、ウェーバーと逆ウェーバーを交互にくり返しながら進んでいきます。

なぜこんな複雑な仕組みになっているのかというと、これがリーグ内の戦力が偏らないためにもっとも有効かつ公平な手段とされているからです。

そして2巡目以降は、すべてのチームが選択終了を宣言するか、指名数が各球団10名×12球団の合計120名に達したタイミングで終了となります。

育成ドラフトも合わせて開催

ドラフト会議の最後には、将来性を重視した「育成ドラフト」も行われます。この育成ドラフトでは、各球団が育成目的で選手を指名し、成長を見守りながらチームに育てていきます。正式な選手登録ではありませんが、育成契約として指名された選手がプロとしての道を切り開く場となっています。

もし通常のドラフトで120名に満たない場合、希望球団のみによる育成ドラフトがおこなわれます。指名の方法は2巡目以降のドラフトと同様に、ウェーバー制や逆ウェーバー制が採用され、公平に進行します。

 このような複雑なドラフトの仕組みは、各球団の戦力の偏りを防ぎ、公平に選手を獲得できるよう設計されています。

歴代ドラフト会議で特に話題になった選手は?

ドラフト会議(プロ野球)は1965年から開始されており、これまでにたくさんの有名選手を輩出してきました。

ここでは、2000年以降で話題に挙がった歴代の選手について、かいつまんで紹介します。

2006年:田中将大選手(楽天入り)

この年の一番人気で4球団から指名され、交渉権を得た楽天へ入団しました。夏の甲子園から「マー君」旋風を呼び起こし、注目の的でした。なお、ライバルとして話題となったハンカチ王子こと斎藤佑樹選手は、大学進学のためプロ志望届は提出しませんでした。

2013年:大谷翔平選手(日本ハム入り)

大谷選手は当時からメジャーを志望していたため、球団も指名を避けていました。しかし、日本ハムが強行指名し、熱烈な説得を重ね入団につなげました。ちなみにこの年の1位は、4球団から指名され阪神に入団した藤浪晋太郎選手です。

2017年:清宮幸太郎選手(日本ハム入り)

高卒選手に7球団が指名したことで話題になりました。7球団が競合するのは1995年の福留孝介選手以来2人目だそう。清宮選手は、高校通算本塁打111本や打率4割超えなど驚異的な成績を残し、その実力もあり多くの球団から票を集めました。

2019年:佐々木朗希選手(千葉ロッテ入り)

高校在学中に160キロ超えの超速球で話題になりました。甲子園には出場していませんが、その才能を見抜いた4球団から1位に指名されています。千葉ロッテが交渉権を得て、契約につなげました。「令和の怪物」としての異名を持ち、現在もメディアを賑わせていますね。

ほんの一部の選手だけ紹介しましたが、ドラフト会議ではさまざまな有名選手が発掘されています。気になる年や好きな選手について、調査してみるのも楽しそうですね。

ドラフト会議はいつおこなわれる?2024年の開催日をチェック!

ドラフト会議は例年10月頃に開催されています。例年、午後から始まり、全国に生中継されます。

2024年は、10月24日(木)16:50より始まります。

視聴できるサービスは以下のとおりです。

テレビ:TBS系列放送各局、スカイA
ラジオ:ニッポン放送
配信:U-NEXT、Sports Bull
リアルタイム視聴が可能な方は、これらをチェックしてみてください。

まとめ:2024年の注目選手は誰?ドラフト会議を見届けよう!

今回は、ドラフト会議の仕組みについて解説しました。ドラフト会議は、プロ野球の未来を左右する重要なイベントです。選手の指名方法や順番決定の仕組みなど、独自のルールを理解することで、より一層楽しめるでしょう。

1位ばかりが注目されがちですが、仕組みを知ると2巡目以降で選ばれる選手にも興味が湧いてくるのではないでしょうか?ぜひ、ドラフト会議をチェックして、未来のプロ野球スターを見届けましょう!

2024年のドラフト会議では、どの選手が新たなスター選手として名を馳せるのか?

2024年の注目選手には、侍ジャパン大学代表経験や日米大学選手権で優勝した経験を持つ明治大の宗山塁内野手や、157キロの速球や幅広い変化球などの強みを持つ法政大の篠木健太郎投手、MVP・ベストナイン受賞経験のある関西大の金丸夢斗投手などが挙げられます。

高校生では、花咲徳栄の石塚裕惺内野手や報徳学園の今朝丸裕喜投手、神戸弘陵の村上泰斗投手などが注目されていますね。

プロ入りの第一歩となるドラフト会議について、その動向をあたたかく、ときにハラハラしながら見守ってみると、プロ野球の世界により深く入り込めそうですね。

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