野球の熱中症対策決定版!新常識の「プレクーリング」とは?
いよいよ本格的な夏シーズンの到来ですが、気になるのが「今年の暑さ」ですよね。
草野球プレイヤーの皆様、そして少年野球で日々グラウンドの子供たちを支える保護者の皆様にとって、夏の熱中症対策は安全を守るための最優先事項です。
「今年の夏は非常に厳しくなる」という明確な予測が出ています。
スポーツ医学に基づく最新の熱中症対策や、甲子園でも導入されている最前線の予防法を、わかりやすく解説します!
2026年夏も厳しい暑さに?最新の気象予報
気象庁の長期予報によると、今年も全国的に気温が平年以上に高くなることが予想されています。
特に梅雨明け以降は、湿度の高い「蒸し暑さ」と強烈な日差しが重なる見込みです。

参考・引用: 2026年夏の暖候期予報(ウェザーニュース)
球場は遮るものが少なく、砂や人工芝の激しい照り返しによって体感温度はさらに上昇します。
本格的な猛暑が到来する前に、命を守るための具体的な準備を始めましょう。
球場ですぐに実践できる!熱中症対策3選
現場ですぐに導入できる、高い予防効果を持った基本の対策をご紹介します。
①「ポイント冷却」で深部体温を下げる
熱中症を防ぐには、身体の深い部分の温度である「深部体温」の上昇をいかに抑えるかが鍵です。
そのためには、太い血管が通っている「首の横」「脇の下」「鼠径部(足の付け根)」をピンポイントで冷やすのが最も効率的です。
日本スポーツ協会(JSPO)等のデータでは、これらを適切に冷やすことで、何もしない場合と比べて深部体温の上昇を 0.5℃〜1.0℃程度 抑制できることが証明されています。
人間の身体にとってこの「たった1℃の差」は、安全圏か危険領域かの大きな分かれ目です。
冷却によって脳の温度上昇を防ぐことは、急激な判断力低下や意識障害といった重症化を防ぐ最大の防衛策になります。
② 水分・塩分補給のルーティン化
「喉が渇く前」の計画的な補給が鉄則です。
身体が脱水状態に陥る前に、給水をチームの絶対ルールとして仕組み化しましょう。
「2%」の境界線
体重の 2% 以上の水分が失われると、体温調節機能が著しく低下し熱中症リスクが急激に高まります。(体重60kgの人なら1.2kgの減少)
運動中の最優先目標は、このラインを超えさせないことです。
塩分濃度「0.1%〜0.2%」の黄金比
大量の汗をかいた後に水だけを飲むと、体内の塩分濃度が薄まり、水分を尿として排出してしまう「自発的脱水」を招きます。
最も吸収効率が良いのは水1Lに対し食塩1〜2g(濃度0.1%〜0.2%)です。
スポーツドリンクを活用する際、氷を入れすぎて成分を薄めすぎないよう注意してください。
給水ルーティン
15〜30分に1回は全員強制的に給水する時間を設けます。
また、運動開始30分前までに250〜300mlの水分を摂っておく(ウォーターローディング)ことも急激な体温上昇の予防に極めて有効です。
③ 環境作り(日陰での休憩と照り返し対策)
直射日光を遮るだけで、熱中症の危険度を示す暑さ指数(WBGT)を2℃〜4℃下げることができ、リスクランクを一段階引き下げられます。
日陰に入ることは、熱中症の重症化を防ぐための重要な「避難行動」です。
休憩時は地面に直接座らずベンチ等を利用し、人工芝や砂からの激しい照り返し熱を直接受けない配慮も徹底してください。
また、ミスト扇風機や大型扇風機を併用し「気化熱」を利用すれば周囲の気温を 3℃〜5℃ 下げる効果が期待でき、より効果的な休憩となります。
運動前の新常識!深部体温を下げる「プレクーリング」とは?
みなさんは「プレクーリング」という言葉をご存知でしょうか?
近年、スポーツ医学や熱中症対策の現場で強く推奨されている、全く新しいアプローチです。
プレクーリングとは文字通り
運動を開始する前:Pre
あらかじめ体を冷やしておく:Cooling
という手法を指します。
これまでは「暑くなってから冷やす」という後追い対策が主流でしたが、現在は「運動を始める前に、あらかじめ身体を冷やし、熱をため込める余裕を増やしておく」というプレクーリングが注目されています。
「事前の準備」こそが大切となり、具体的には以下の2つのアプローチが効果的です。
「内側から冷やす」アイススラリー
細かい氷が液体に混ざったフローズン状の飲料を運動前に摂取します。
氷が体内で溶けるときの熱(融解熱)を利用するため、通常の冷水よりも劇的に高い効率で直接「深部体温」を下げられます。
運動継続時間が約15〜20%向上したという報告もあり、試合開始30分前までに200〜300mlをゆっくり飲むのが効果的です。
「外側から冷やす」手のひら冷却
手のひらには体温調節用の特殊な血管(AVA血管)が通っており、通常の毛細血管の約1万倍の血液を流せます。
ここを冷やすことで、冷えた血液が全身を巡り、深部体温の上昇を強力に緩やかにします。
【注意点】
氷水(0℃近く)は血管が急激に収縮するため逆効果です。身体が熱を閉じ込めてしまいます。
必ず 10℃〜15℃程度(冷たい自販機の缶飲料や、水道水に少し氷を入れたくらい) の、冷たくて気持ちいいと感じる温度で10分ほど手を浸すようにしましょう。

聖地に学ぶ「甲子園 暑さ対策」の最前線
高校野球の聖地・甲子園球場でも、近年の酷暑に対して選手の安全を守るための革新的な安全対策が次々と導入されています。
クーリングタイムと最新装備の導入
試合の5回終了時に8分間の「クーリングタイム」を設け、冷房設備等で身体を強制的に冷やす時間を確保。
これにより熱中症リスクを大幅に軽減しています。
また、ベンチでの冷風機設置に加え、脇の下などの太い血管をピンポイントで冷却できる「アイシングベスト」を着用し、短時間でタイトにリカバリーするチームも増えています。
さらに理学療法的なアプローチとして、サーモグラフィーによる体温測定や着替えの徹底なども行われています。
最も重要なのは「意識の変化」
これらの最新設備以上に重要なのが、「休憩=サボりではない」という球界全体の意識の変化です。
「適切な休憩と冷却は、最高のパフォーマンスを発揮し、安全にプレーするための準備」という前向きな考え方が定着しつつあります。
無理なプレーを控え、適切な休息を取る文化をチームにも広げていきましょう。
ウェア選びが「涼しさ」を左右する!夏専用のユニフォーム
機能性の高いウェアを着用することは、体温上昇を抑えて熱中症リスクを軽減する立派な暑さ対策です。
暑い夏を快適に戦う「3つの機能」
接触冷感:肌に触れた瞬間のひんやり感でウェア内の熱ごもりを軽減。
UVカット機能:疲労の原因となる強烈な紫外線から肌を守り、体力の消耗を抑える。
高い伸縮性:あらゆる動きにフィットするストレッチ性能で、身体への締め付けを軽減しウェア内をドライに保ちます。
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本格的な猛暑が来る前に、最新の高機能装備をお得に整えるチャンスです!
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夏の野球 暑さ対策のまとめ
2026年の厳しい夏を安全に戦い抜くためには、「なんとなくの暑さ対策」ではなく、科学的な知識に基づいた事前の準備が欠かせません。
「ポイント冷却」と「プレクーリング」
→深部体温を先手でコントロールする。
「15〜30分に1回の計画的な給水タイム」
→チームの絶対ルールにする。
日陰や気化熱を活用
→地面からの照り返しを防ぐ環境を作る。
これら一つひとつの対策を積み重ねることで、熱中症リスクは確実に下げられます。
ファンゴの高機能ウェアも活用しながら、甲子園のような高い安全意識(プロ意識)を持って、この夏を最高のシーズンにしましょう!
2026/05/28

