草野球でもバッター用フェイスガード解禁!?軟式野球連盟の試合でも使えるの?
2022/03/27
プロ野球ではすっかりおなじみとなっているフェイスガード。
見た目もなんだかかっこいいし、顔面へのボールの恐怖心も消えて「ぜひ使ってみたい!」と考えている草野球人も多いんじゃないでしょうか。
既存のヘルメットにフェイスガードだけを取り付ける商品も販売されていますので、気になっている方も多いはず!
さてさて、このフェイスガードですが疑問を持っている人も多いでしょう。
こんな草野球人たちの疑問をチェックしていきたいと思います!
フェイスガードが高校野球でも解禁された!
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このフェイスガードはプロ野球ではヤクルトの村上選手、オリックスの吉田正選手などが着用していて、気になっている人も少なくないでしょう。
そのフェイスガードがなんと2022年春のセンバツから使用ができると話題になりました。
以下引用
19日に開幕した第94回選抜高校野球大会(阪神甲子園球場)で、今大会から使用が認められた「顎(あご)ガード付きヘルメット(フェースガード)」が登場した。顔面への死球を防ぐためのもので、プロ野球ではおなじみだが、高校野球ではこれまで使用できなかった。日本高校野球連盟は「チームの実情に応じ、使用は柔軟に対応してほしい」としている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0febc73edbda93d43dd8d5409be754bf153e3bc4
このようにヤフーニュースで報じています。
ヘルメットのフェイスガードに限らず、手袋やスパイク、ユニフォームにいたるまで厳密に定められている高校野球で、フェイスガード付きヘルメットが解禁されたというのは大きなニュースとなりました。
安全面での効果が大きいことから、センバツ出場校の多くがフェイスガード付きヘルメットを導入しています。
軟式野球連盟の試合ではフェイスガードは使えるの?
高校野球で解禁されたフェイスガードですが、社会人になって企業チームやクラブチーム、地域のリーグに参戦しているなどの連盟の試合に出場しているチームでフェイスガードの使用か可能なのでしょうか。
フェイスガード付きのヘルメットは使用できるのかどうかが非常に気になるところです。そこで全日本軟式野球連盟に問合せのメールをしたところ、以下のような回答がかえってきました!
以下引用
お問合せの件、(一社)全日本野球協会アマチュア野球規則委員会からの通達により、当連盟も使用を認めています。
令和4年2月16日の発刊文書を添付いたします。
詳細は文書をご確認ください。
https://jsbb.or.jp/docs/2504a4f47f671630fdab6466f388199268917f7c.pdf
ということで、
「フェイスガード付きヘルメットは全日本軟式野球連盟で使用が認められている」
ということになります。ただ添付の文書を見るとちょっと注意したいポイントもあるので整理してみましょう。
フェイスガード付きヘルメットならば軟式野球連盟の試合出場可
軟式野球連盟が使用を認めているフェースガード付きのヘルメットは「改定後のSG基準を満たした顎ガード付きヘルメット」とされています。
ミズノやゼット、ローリングスなど各メーカーから顎ガード付きヘルメットが販売されています。
最初からフェイスガードがついているヘルメットで、かつ、SGマークがついているものならば連盟の試合出場は可能です。
フェイスガードのパーツ後付けは連盟の試合出場不可
既存のヘルメットに、ビス止めなどをして取り付ける別売りのフェイスガードパーツ。
このフェイスガードのパーツをSGマークのついたヘルメットに後付けする場合は連盟の試合では使用できません。
これはSGマークのついたヘルメットを、穴を空けて「加工」「改造」とみなされるため。
SGマークのついたヘルメットにビス穴をあけてフェイスガードを装着すると、試合では使えなくなります。またさらに都合の悪いことに、穴をあけてしまったヘルメットはフェースガードを外したとしても連盟の試合では使えなくなってしまいます。
そのため
というものでもありませんので注意しましょう。
フェイスガード取付のための改造禁止!
フェイスガードを取り付けるためにヘルメットへの改造が許されていないんですね。
これには2019年に全日本軟式野球連盟から発出された文書がソースとなります。
打者用ヘルメットへのフェイスガード取り付け等の改造禁止について
https://jsbb.or.jp/news/date/2019/262.html
上部リンクの内容を以下に引用します
アマチュア野球では、硬式野球・軟式野球に関わらず、打者用ヘルメットについてSGマーク認定品であることを義務付けております。これは選手に対する安全確保と、製品の欠陥による人身被害の際の補償を目的としたものです。しかしながら、SGマーク認定品である打者用ヘルメットにフェイスガード取付け等の改造を行った場合、当該製品に対するSG認定が無効になるため、安全や補償が担保されなくなります。このため、アマチュア野球ではフェイスガード取付けを含むヘルメットの改造行為を禁止しております。
とあります。
これはフェイスガードが出てきたから禁止したのではなく、元々ヘルメットの安全性が改造により担保されなくなる、という理由で元々禁止されていた行為なんですね。
フェイスガード付きのヘルメットを使うならSGマークのついたヘルメットを
後付けのフェイスガードが使用禁止である以上、フェイスガードがどうしてもつけたい!という人はSGマークのついたフェイスガード付きヘルメットを新たに購入して使うしか手がありません。
ただあくまで連盟の試合での話しであって、草野球チームの練習試合や早朝野球などのいわば「草野球」と呼ばれる試合には適用されているわけではありません。
ヘルメットの改造をするなら自己責任で、ということなんですね。
私設リーグではフェイスガードに関する独自のローカルルールを要確認!
連盟の試合ではフェースガード付きヘルメットを購入するしか手はなく、フェースガードのみを購入してヘルメットに装着することは許されませんでした。
しかし私設リーグではどうなのでしょうか。
私設のリーグでは連盟の用具規約に準じて運営を行っているところもあれば、草野球チームを集めて緩く楽しんでいるリーグまでその運営方法やルールは様々。
一度フェイスガードを付けるためにヘルメットを改造してしまうと、もう元には戻せません。そのため私設リーグでのフェイスガード後付けは、要確認事項となりそうです。
安全で見た目もかっこいいフェイスガード付きヘルメット
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いよいよフェイスガードが春のセンバツで解禁されましたが、連盟の試合でもフェイスガードの使用は認められていることが分かりました。
しかし後付けのフェイスガードは使用不可。
どうしてもフェイスガードが使いたい!という方は、新たにSGマークのついたフェイスガード付きヘルメットを購入しましょう。
ヘルメット購入後のワッペンもファンゴで!
さて、ヘルメットを購入した後の困りごとと言えばヘルメットに装着するワッペン。
実は野球ユニフォームのファンゴではヘルメットにつけるワッペンも販売しています。
ヘルメット用ワッペンは1つ¥1,100で3つ以上からまとめてご注文をお願いしております。フェイスガード付きヘルメットを導入して安心してはいけません。ヘルメット用のワッペンもお忘れなきようご注文くださいね。
「さぁ、楽しい野球の始まりだ!」