野球ユニフォームの製作実例:斬新なデザイン【ハワイアンズ様】
2017/04/20
こんにちは「草ユニウォッチャー」のファンゴです。今回はお客さんから頂いた実例のユニフォームを紹介します。
お客様からファンゴに頂く野球ユニフォームのデザインリクエストは本当に千差万別です。
すでにイメージが固まっているチームは「プロ野球の○○風でチームマークを○○にして下さい」というような完成品が既に描けるご依頼から、まだ全然イメージは出来ていないけど○○のような(とても抽象的)雰囲気でデザインを依頼されるお客さま迄いろいろです。
今回は後者の雰囲気からアプローチ頂いて最終的に素敵なユニフォームに仕上がったチームさんの実例を紹介していきます。
とっても斬新!ユニフォーム製作実例をご紹介します!
今回紹介するチームは「ハワイアンズ」さん
仲のいい仲間と野球チームを結成して初めてのユニフォーム製作です。
お問合せからデザイン完成まで
お問い合わせのやり取りは一旦そこで終了し、デザインの検討となりました。
デザイン案の検討 アロハシャツデザインの模索
アロハシャツって、一概に言ってもいろいろなデザイン画あるよなぁ~💦
いろいろアロハシャツについて調べてみるとそれはそれで奥深いものでした。
アロハシャツのデザインパターン
アロハシャツのデザインには伝統的なデザインからさまざまなデザインパターンがありとても奥深くとても勉強になりました。
●オールオーバー・パターン
All Over Pattern(オールオーバー・パターン)とは、 シャツ全体に一定の柄が繰り返し連続するデザイン。 「総柄」とも呼ばれ、生地の裁断や縫製の制約が少ないため、 古くからスタンダードなパターンとなっている。
●ボーダー・パターン
Border Pattern(ボーダー・パターン)とは、 シャツの縦方向に柄が連なったデザインで、1940年代後半に登場し50年代に普及した。 植物をモチーフにしたものが多く、レイを首からかけたようにも見える。
●ホリゾンタル・パターン
Horizontal Pattern(ホリゾンタル・パターン)とは、 絵柄の上下を明確に表現したデザイン。 名称は縦長の生地に対して横方向(ホリゾンタル)に身頃を切り出すことと、 柄の中に水平線(ホライズン)があることに由来する。
●バックパネル・パターン
Back Panel Pattern(バックパネル・パターン)とは、背中全面を1枚の絵画に見立てたデザイン。 裁断が制限されるうえ高度な縫製技術を必要とし、当時の生産数も限られていたため希少価値が高い。
●ピクチャープリント
Picture Print(ピクチャープリント)は、 転写技術が発達する以前、原版の写真をなぞるように網点で型を彫り、 その上に色を重ね刷りして写真のように見せている。熟練の技術を要するデザイン。
●オリエンタルデザイン
Oriental Design(オリエンタルデザイン)や「和柄」とも呼ばれるこれらのデザインは、 ハワイと日本の繋がりの深さを感じさせる。縮緬素材にオーバープリントの作品が多く、 色のグラデーションを活用して動物や風景などをリアルに表現している。
なるほど~一概にアロハと言ってもこんなに様々なデザインパターンがあるんですね。
では、手始めにアロハデザインの王道「オールオーバー・パターン」で柄はハワイの代表的なハイビスカスで作成してみよう~!
~デザインのやり取りが続く~
数ヵ所のデザイン修正をやり取りして最終デザインができました。
爽やかに白をベースにハイビスカスが華やかに映えています。ユニフォーム着用時にキャップを黒にする事でギュッと締まって華やかからカッコイイになりますね!
キャップマークのHがこだわりの飾り文字になっていておしゃれ感満載ですね。今回このユニフォームの作り方はデザインが柔軟に対応できる「昇華プリント」加工で製作します。キャップのHマークは刺繍で立体感のある3D刺繍加工です。
出来上がりが楽しみです。
約3週間後、ユニフォーム完成!
ユニフォームがファンゴに届き検品をした後、ハワイアンズさんへ届けられました。完成品はと言うとこんな感じです!
ハイビスカスの柄もピタッとあっていてデザインが通りの仕上がりでナイスです!
胸のキャプテンマークがさりげなく行けてますね!
キャップもこだわりのチームマークがカッコよく決まっています!
個性的な「H」ロゴがクールでかっこいいですね!
後日、ハワイアンズさんから試合後の集合写真を頂きました!
笑顔がまぶしくチーム名の通り(ハワイアンズ)皆さん明るい方々ばかりでとても楽しそうなチームです!これからも草野球を楽しんでくださいね!
対戦相手も募集しているようです。
ハワイアンズの今後の活躍を願って「アローハぁ~‼」