ファンゴからアウターセミオーダーが販売開始!アウター開発秘話をお届け
2022/01/14
野球を楽しんでいる皆さん、こんにちは!
ファンゴ編集部です。
ファンゴは野球のユニフォームやキャップのオーダー、オリジナルパンツや練習用Tシャツの販売など野球のアパレルに関する商品を販売しています。
そんなことはご存じかと思いますが、そして野球ユニフォームのファンゴが次に販売するアイテムは
グラコン&プルオーバーのアウター
※グラコン=グラウンドコートの略
ファンゴからアウターのオリジナルセミオーダーがついに販売開始します!
このファンゴのオリジナルセミオーダーのアウターはどのようにして生まれたのでしょうか!?
ファンゴのアウター開発秘話をお届けします!
3Dシミュレーターでアウターデザインを考えよう
ユニフォームと合わせたい!グラコン&プルオーバー
ファンゴと言えば野球ユニフォームの会社なのは皆さんご存じの通り。かっこよくて高品質な野球ユニフォームを、なるべく安い値段でお届けしています。
でもちょっとだけ物足りなさも感じていたんですよ。それはユニフォームやキャップはあるのに、その上に着用するアウターをリリースできていなかったんです。
例えば新しく草野球チームや少年野球チームを作成する、ユニフォームを新しくする、という場合。
たしかにアウターをファンゴがリリースしていなかったため、これまではファンゴでユニフォームやキャップを製作いただいてから、グラコンやプルオーバーなどのアウターは他の製作会社さんにお願いする、というのが普通でした。
でもそれだと品質やお値段のバランス、デザインの自由度低下などを招いてしまう恐れがあります。
とユニフォームやキャップなどと一緒に、冬の野球のお供でもあるグラコンやプルオーバーなどのグラコンをオーダーできる体制を整える運びとなったんです。
ユニフォームと同じ製作会社だからこそ実現するアウターデザイン自由度の高さ!
ユニフォームを製作したら、アウターでやりたいことってなんですか?
やっぱりユニフォームデザインで使ったロゴをアウターにも使ったり、フォントやカラーは「近いもの」ではなく、バチッと同じ色や書体に揃えたいと思いませんか?
製作会社さんがユニフォームとアウターで異なってしまうと、どうしてもちょっとした違いが出てしまう可能性もあるんですよね。でもこれは製作会社が変わればある程度は仕方ないと諦めるしかなかったんです。
しかーし!ユニフォームとアウターの両方がファンゴで作れるとどうなるか!?
使ったチームロゴやカラー、書体が揃えられて統一感が出しやすくなります。さらに品質なども揃います。
というこだわりだって実現可能なんです!
これはもうやるしかない。お客さまの楽しいベースボールライフをお助けしたいというファンゴの理念をアウターで形にせねばなりません。
ファンゴのグラコン開発!こだわりは品質と値段の折り合いをどうつけるのか
まずファンゴ社員たちが手掛けたのはグラコンから!
寒い季節に差し掛かるにつれて、野球の試合や練習中などますます需要が高まってくるアウターです。
冬の野球にチームでお揃いのグラコンで、練習や試合に向かうのはなかなかかっこいいものです。しかもグラコンって普段の生活でもサッと着やすいので、学生時代のグラコンを愛用していた経験のある野球経験者も多いんじゃないでしょうか?
普通のブルゾンやジャンパーじゃグラコンの代わりにならないんです
グラコンは野球の防寒着として着用するため、やっぱり普通のブルゾンやジャンパーではちょっと都合が悪いんです。
何せ真冬のグラウンドってものすっごく冷え込みますし、風を遮るものがありません。練習や試合中で動いていればまだいいんですが、攻撃中のベンチや動きの少ない外野手なんかは本当に凍えてきちゃうんですよね。
また防寒性能もさることながら、動きやすさや防水性能は普通に販売されているブルゾンやジャンパーではちょっと物足りないのです。
やっぱり真冬の草野球にはグラコンが欠かせないんです。
グラコンを徹底研究!動きやすさと暖かさを追求!
まず他社さんのグラコンを徹底的に研究するところから、ファンゴのグラコン開発はスタート。
まずは野球経験者のファンゴ社員たちのグラコンを社内で集めて、袖口の質感や生地、内側の素材などを色々確認していきます。
どうせやるなら安く高品質に!しかもなるべくオーダー仕様に!というのがファンゴの身上。
襟や内側の保温性能、外生地の防風/防水性能などにこだわりまくって社内で会議が進みます。
冬の寒さを感じさせないためには、グラコンの中の空気をいかに保持できるかが最大のポイントです。グラコンそのものの形状は変えられないため、なるべくたくさんの空気を外に逃がさないための袖口や襟元の形状に着目。
長さや伸縮性、そしてキャッチボールやジョギングでも邪魔にならないよう、動きやすさも同時に試作を繰り返していきます。
さらに暖かさを向上させるために、グラコンの生地も改良を重ねました。
もちろんダウンジャケットのようなふわふわもこもこだったり、長い毛足の起毛が暖かいのは間違いありません。でもファンゴのアウターではあえて中綿生地にすることで「暖かさ」と「動きやすさ」「耐久性」の3つを同時に実現したんです。
ダウンでは空気を含みすぎて、野球をするにはちょっと不向き。そして長い毛足の起毛では最初は暖かくても、使い込んでいくにつれ起毛がつぶれてきてしまいます。すると暖かさはどんどん薄れてきてしまうんですよね。
暖かさをいつまでも維持しつつ、それぞれのデメリットを解消したのが中綿生地。
これまで従来のアウターにも多く使われてきた技術ではありますが、ファンゴのグラコンは中綿の量を最適化。動きやすさをキープしたまま、より暖かさを感じられるように製作しました。
試作や着用してのプレーを社員総出でこなしながら、少しずつ突き詰めて改良を繰り返しました。そしてついに超ハイクオリティなグラコンのプロト(試作品)が完成したきたわけですよ!
じゃーん!
ちなみにちょっとだけ裾(お尻にちょっとだけかかる部分)を長めにデザインしてあります。これって野球のプレーそのものにはあまり関係ないんですが、ベンチに座ってるときや、家でグラコンを着用するときなんかにも、腰に冷気が直接当たるのを防ぐため。
野球だけでなく普段使いまで意識したファンゴのグラコン、これは期待してください!
ファンゴの真骨頂!デザインはセミオーダー!
いよいよ完成したファンゴのグラコン。
グラコンはハイクオリティでお買い求め安い価格で提供します。さらにさらに、ただ安いだけじゃなく、グラコンにだってファンゴの真骨頂
デザインはセミオーダーですっ!
どうしてもデザインに関しては画一的だったグラコンにもデザインの自由度を広げて、遊び心を忘れないセミオーダー制を取り入れました!これでようやくユニフォームのデザインやカラー、チームロゴなどをより近づけて統一感が出せるグラコンがお届けできるように!
ある程度パターンは決まってしまいますが、配色や模様など、自分のチームイメージに近いカラーなどがチョイスできるようになっていますよ!
そして、価格はなんと全てコミコミ価格!!
ファンゴのプルオーバー開発!快適にプレーができる動きやすさと値段のバランス
グラコン開発の目途が立った後に、すぐさまファンゴではプルオーバー開発チームが結成。
グラコンだけでなくプルオーバーも急ぐファンゴ社員にはちゃーんと理由があるのです。
それはグラコンがアウターとして試合中などは脱いでプレーするのに対し、プルオーバーは着用したままプレーする機会が少なくないということ。もちろん公式戦などにおいては大会ごとに規定が変わる可能性がありますが、草野球でまして練習試合や練習においては正直「なんでもあり」なところも少なくありません。
とにかく、動きやすい、暖かい、安い、デザインの自由度が高い、というプルオーバーを、グラコンと同時リリースを目指して開発が進みました。
プルオーバーに求められる機能 それは防寒&動きやすさ!
野球に着るプルオーバーに求められる機能、それは間違いなく防寒性能+動きやすさに他なりません。
真冬の寒い中でも野球の試合を楽しんでいる人もいます。
冬の寒さに震えているようではいけません。特に外野手なんかも動きが少ないので、突然ボールが飛んできても肩が冷え冷えになってしまっては、ろくにボールを投げることも難しくなります。
しかしどれだけ暖かくしたとしても動きに制限が出てしまっては、プレー中に着用することはできません。もちろん公式戦などで着用が認められていない場合もありますが、草野球ですからね。ユニフォームの上に着て試合することも十分考えられるわけです。
リブのゴムの強さや腕の動きを制限しない縫製などを細かにチェックしていきます。
「これ発売間に合うのか!?」ってレベルのこだわりようでした。
半ジップとVネックを作って選べる2タイプ
プルオーバーは前に何もついていないスッキリして動きやすいVネックタイプと、首元の空き具合を多少調整できる半ジップタイプを選べるようにしました。
暖かさでいけば半ジップタイプの方が冬の冷気をシャットアウトしてくれるんですが、ネックウォーマー着用者にとってはごわごわしにくいVネックタイプがお好みの方もいます。
そこでどんなプレースタイルにも合うように、両方選べるようにプルオーバーは設定!
実はこれ1つで統一する予定で会議が進んでいましたが、
そう、メリットとデメリットがどちらにもあったんですよね。だからこそお客さん自身に選んでもらおうという結論に至ったんです。
プルオーバーは暖かくするべきか動きやすさを追求すべきか
袖や首元など色々と試作が進み、プルオーバーの開発もいよいよ最終段階。目に見えない裏地の部分について、いよいよ大詰めへとフェーズが移行します。
特にプルオーバーの裏地についての開発は難航を極めました。
裏地をちょっと薄手のメッシュにするのか、それとも裏起毛にするのか。どちらの意見も一長一短。
動きやすさを考えればメッシュが最適。しかし暖かさを取れば裏起毛一択。
会議では議論が白熱するも結論が出ず!
意を決してデザイナーが発言。
この一言から、ファンゴとしての採算は合わなくなるかもしれませんが、野球のプレーヤーが主役だ!ということで決断。
ここは動きやすいプルオーバーか、暖かいプルオーバーか、お客さま自身に選んでいただくことになりました。
しかも「裏起毛」「白メッシュ」「黒メッシュ」の3種類の同時ラインナップ!
プルオーバーは生地も選べるぞ!
ファンゴはオリジナルオーダーで野球ユニフォームをお届けしています。そこでセミオーダーとは言え、なるべく皆さんが色々選べるようにしたい!という意見が出ていたファンゴ会議室。
せっかくだからということで、表生地も選べるようにしちゃいました!
風合いや質感が変わりますので、選べる幅がかなり広くなりました。これで満を持してプルオーバーが完成したのでした。
かなりオーダーの幅も広く、しかもクオリティも高いプルオーバーもグラコンと一緒に作ってみてくださいっ!
そして、こちらも価格はもちろん全てコミコミ価格です!!
オリジナルセミオーダーでグラコン&プルオーバーを作っちゃおうぜ!
ユニフォームやキャップの印象が強いファンゴですが、冬の野球でも大活躍間違いなしのグラコンとプルオーバーのアウターも製作できるようになりました。開発は大変でしたがぜひファンゴのアウターを手に取ってもらえると嬉しいです♪
ファンゴでユニフォームを作ってくれたチーム様だと、デザインやカラーの幅も広く対応できるはず。
ってチームさん。欲しくなっちゃいませんか?ファンゴのオリジナルオーダーでかっこいいアウターを作っちゃいましょう!
「さぁ、楽しい野球の始まりだ!」